MX MASTER 4と3Sの違いは、主に操作機能、接続用レシーバー、本体の重量とサイズ、表面素材にあります。
結論からいうと、新しい操作方法や触覚フィードバックを活用したいならMX MASTER 4、価格と基本性能のバランスを重視するならMX MASTER 3Sがおすすめです。
どちらも最大8,000DPIのセンサーや高速スクロール機能を搭載しており、一般的なPC作業で必要な基本性能に大きな差はありません。
ただし、MX MASTER 4は約150g、3Sは約141gなので、持ち上げて動かすことが多い人は重量差にも注意が必要です。
この記事では、公式仕様と購入者レビューをもとに、操作感・接続・重量・価格の違いを整理します。
毎日使うマウスだからこそ、ちゃんと選びたい
仕事でパソコンを使う時間が長いと、マウスの使いやすさって意外と気になりますよね。
マウス選びで重視したいのは、クリックのしやすさだけではありません。
Excelで表を編集したり、ブラウザで資料を調べたり、複数のアプリを行き来したり。
毎日同じ操作を繰り返すからこそ、ちょっとした使いにくさが気になってきます。
そんなときに候補に挙がるのが、ロジクールの人気シリーズ「MX MASTER」。
なかでも気になるのが、新しい「MX MASTER 4」と、定番モデルの「MX MASTER 3S」です。
MX MASTER 4には新しい操作機能が追加されていますが、3Sも高性能なマウスです。
価格も違うので、単純に新しいモデルを買えばいいという話でもありません。
そこで今回は、公式仕様をもとに、普段のPC作業でどう違いを感じそうか、実際の仕事の場面をイメージしながら比較します。
MX MASTER 4と3Sの基本スペックを比較
まずは、購入前に確認したい違いを整理します。
| 比較項目 | MX MASTER 4 | MX MASTER 3S |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年10月30日 | 2022年6月16日 |
| 重量 | 約150g | 約141g |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 88.2×128.2×50.8mm | 84.3×124.9×51mm |
| ボタン数 | 8個 | 7個 |
| センサー | 最大8,000DPI | 最大8,000DPI |
| 接続方式 | Bluetooth・Logi Bolt | Bluetooth・Logi Bolt |
| 付属レシーバー | USB-Cタイプ | USB-Aタイプ |
| バッテリー | 最長70日 | 最長70日 |
| Actions Ring | 対応 | 対応 |
| 触覚フィードバック | あり | なし |
| 発売時の公表価格 | 21,890円 | 14,960円 |
| 表面素材 | 樹脂・シリコン系素材 | ラバーコーティング系素材 |
※3Sは2022年発売の通常モデル(MX2300GR/MX2300PG)を比較対象としています。
※価格は発売時に公表されたロジクールオンラインストア価格または参考価格で、現在の実売価格ではありません。
※Actions Ringなどのカスタマイズ機能には、対応環境でLogi Options+を利用する必要があります。
数字を並べてみると、思った以上に共通点が多いことがわかります。
特にセンサー性能とバッテリー持続時間は、どちらも十分なスペックです。
大きく変わったのは、操作機能と接続用レシーバー、そして本体の大きさや重量です。
さらに、表面素材や親指周辺の形状にも変更が加えられています。
操作感の違いは?MX MASTER 4の新機能が気になる
Actions Ringでよく使う操作を呼び出せる
MX MASTER 4で特に注目したいのが、「Actions Ring」と「触覚フィードバック」です。
Actions Ringは、よく使う操作やショートカットを画面上のメニューから呼び出せる機能です。
例えば、仕事中にコピーや貼り付け、スクリーンショット、アプリの切り替えなどを頻繁に使う人なら、便利そうだと感じる部分です。
普段はキーボードのショートカットを使っていても、操作によってはマウスから呼び出せるほうがスムーズな場面もあります。
MX MASTER 4では、親指部分の専用パネルからActions Ringを呼び出せることが特徴です。
ただし、Actions Ring自体は対応するほかのMXデバイスでも利用できます。
そのため、「Actions Ringが使えるのは4だけ」というわけではありません。
触覚フィードバックはMX MASTER 4ならではの機能
もう一つの触覚フィードバックは、特定の操作に応じてマウスが振動で反応を返す仕組みです。
画面上の変化だけでなく、指先にも操作した感覚が伝わるというのは、3Sにはない特徴ですね。
例えば、対応する操作でショートカットを選択したり、デスクトップを切り替えたりするときに触覚による反応を得られます。
ただし、すべてのアプリや作業で振動するわけではありません。
また、すべての作業で便利になるとも限りません。
新機能をほとんど使わないのであれば、3Sでも十分という人は多そうです。
4ならではの魅力は、専用の操作部や触覚フィードバックも含めた使い方にあります。
MX MASTER 3Sの操作性も十分魅力的
一方のMX MASTER 3Sも、普段のPC作業では頼りになる仕様です。
特に魅力を感じるのが、高速スクロールに対応したMagSpeedホイールと、親指で操作できるサムホイールです。
長いWebページを一気にスクロールしたり、横に広いExcelの表を移動したりする場面で便利です。
こうした基本的な操作機能はMX MASTER 4にも引き継がれています。
3Sにもボタンのカスタマイズ機能があるので、よく使う操作を割り当てておけば、日々の作業を自分好みに整えられます。
複雑な新機能よりも、クリック、スクロール、戻る・進むといった基本操作を重視するなら、3Sを選ぶ理由は十分あります。
また、両モデルとも静音クリックを採用しているため、職場や自宅でクリック音を抑えたい人にも検討しやすい仕様です。
接続方式の違いは購入前に確認したいポイント
意外と見落としがちなのが、USBレシーバーの違いです。
MX MASTER 4の標準モデルには、Logi BoltのUSB-Cレシーバーが付属しています。
一方、比較対象のMX MASTER 3S通常モデルにはUSB-AタイプのLogi Boltレシーバーが付属します。
最近の薄型ノートパソコンはUSB-C中心の機種も増えているので、USB-Cの4は使いやすい場合があります。
反対に、USB-Aポートを備えたパソコンなら3Sも接続しやすいですね。
もちろん、どちらもBluetooth接続に対応しているため、必ずレシーバーを使う必要はありません。
ここは普段使っているパソコンの端子を確認しておくと、購入後のミスマッチを防げそうです。
対応OSにも違いがあり、4の標準モデルは公式発表でWindows 11以降、macOS 13以降などが案内されています。
一方、3Sは発売時の仕様でWindows 10やmacOS 10.15以降への対応が案内されていました。
ただし、マウス本体が接続できることと、Logi Options+によるカスタマイズ機能が使えることは別です。
古いOSを利用している場合は、購入前に最新の対応情報を確認しておきたいところです。
また、会社のパソコンで利用する場合は、ソフトウェアのインストールが許可されているかも確認が必要です。
重量は9gの差。持ちやすさはどう変わる?
MX MASTER 4は約150g、3Sは約141gです。
新型の4のほうが9g重く、本体の幅と奥行きも少し大きくなっています。
数字だけでは小さな違いに見えますが、毎日使うマウスでは、手の大きさや持ち方との相性が気になる部分です。
例えば、マウスを持ち上げて頻繁に動かす人なら、軽い3Sのほうが好みに合う可能性があります。
逆に、マウスを机の上で滑らせて操作することが多い人なら、重量差よりボタン配置や手の収まり方を重視したほうがよいかもしれません。
MX MASTER 4では親指周辺の形状が変更されているため、3Sと同じ握り心地とは限りません。
購入者レビューでも、4の形状に慣れたという意見がある一方、3Sのほうが親指を自然に置けるという声が見られます。
どちらも右手用の大きめな形状なので、手が小さい人は可能なら店頭で握り心地を確認したいですね。
重いから疲れる、あるいは新型だから手が疲れにくい、と単純には決められないところです。
表面素材の違いも長く使うなら気になる
重量や機能だけでなく、表面素材の違いも確認しておきたいポイントです。
MX MASTER 3Sは、手に触れる部分にラバーコーティング系の素材が使われています。
握ったときのなじみやすさを評価する声がある一方、長期間使用した際の表面のベタつきや摩耗を気にする意見もあります。
MX MASTER 4では、表面に樹脂系素材やシリコン系素材を採用し、従来とは仕上げが変わっています。
購入者レビューでも、表面のさらっとした感触や汚れの付きにくさを評価する声があります。
ただし、素材が変更されたからといって、長期間使っても絶対に劣化しないわけではありません。
手触りの好みも分かれるため、できれば実物に触れて比較したい部分です。
充電性能はどちらも優秀
バッテリー性能については、両モデルともフル充電で最長70日間と案内されています。
どちらもUSB-Cで充電でき、短時間の充電にも対応しています。
毎日使う仕事道具だからこそ、頻繁に充電しなくてよいのはうれしいポイントです。
ただし、70日間というのはメーカー公表の最大値なので、使用時間や設定によって実際の持続時間は変わります。
充電の持ちだけを理由に4へ買い替える必要性は、あまり高くなさそうです。
MX MASTER 4と3Sの良い口コミ
ここからは、購入者レビューで見られる評価を整理します。
実際の使用感には個人差があるため、特定のレビューだけで性能を断定しないように確認していきます。
MX MASTER 4の良い口コミ
MX MASTER 4では、次のような点を評価する声が見られます。
- Actions Ringによって、よく使う機能をまとめて呼び出しやすい。
- 触覚フィードバックによって操作の反応がわかりやすい。
- USB-Cレシーバーが付属しており、対応するノートPCに接続しやすい。
- 表面素材が変更され、手触りや質感が気に入っている。
- 高速スクロールや横スクロールが使いやすい。
特に、複数のアプリを使い分ける人や、マウスのボタンに操作を割り当てたい人から、新機能を評価する声があります。
また、3Sの表面素材が気になっていた人にとっては、4の素材変更も購入理由になっているようです。
MX MASTER 3Sの良い口コミ
MX MASTER 3Sでは、次のような評価が見られます。
- 手に収まりやすく、握り心地が気に入っている。
- MagSpeedホイールで長い資料をスクロールしやすい。
- サムホイールがExcelなどの横スクロールに便利。
- 静音クリックで周囲への音が気になりにくい。
- ボタンのカスタマイズ機能が充実している。
特に、3Sから4への買い替えを検討した人の中にも、従来の握り心地を評価する意見があります。
最新機能がなくても、基本操作の使いやすさを重視するなら、3Sは十分に候補になるモデルです。
MX MASTER 4と3Sの悪い口コミ
MX MASTER 4の悪い口コミ
MX MASTER 4については、次のような不満も見られます。
- 3Sより本体が重く、持ち上げたときに違いを感じる。
- 親指部分の形状が変わり、3Sより握りにくいと感じる。
- 親指のパネルに意図せず触れてしまうことがある。
- Actions Ringの操作に慣れるまで時間がかかる。
- 新機能を使わない場合、価格差に見合う価値を感じにくい。
特に気になるのは、持ち上げたときの操作感です。
本体重量は9gの差ですが、形状や指の置き方も変わるため、数字以上に違いを感じる人がいるようです。
また、触覚フィードバックやActions Ringについても、便利という評価ばかりではありません。
普段のショートカット操作で十分な人には、新機能を使いこなす手間のほうが気になる可能性があります。
MX MASTER 3Sの悪い口コミ
MX MASTER 3Sでは、次のような不満が見られます。
- 一般的な軽量マウスと比べると重い。
- 本体が大きく、手の小さい人には扱いにくい場合がある。
- 長期間使った際に表面のベタつきや摩耗が気になることがある。
- USB-AレシーバーはUSB-C中心のPCでは使いにくい。
- 4に搭載された触覚フィードバックは利用できない。
3Sは4より軽いものの、約141gなので軽量マウスとはいえません。
重さを最優先するなら、3Sでも慎重に検討する必要があります。
また、表面の劣化については使用年数や環境によって違いがあるため、すべての製品で同じ状態になるわけではありません。
口コミからわかる注意点
長時間作業では重量より持ち方との相性が重要
口コミを比較すると、重量だけで操作のしやすさを判断するのは難しいことがわかります。
MX MASTER 4は3Sより重いものの、滑らせて操作する人と持ち上げる人では感じ方が変わります。
また、親指を置く位置やボタン配置も好みに影響します。
長時間PC作業をする人ほど、可能なら両モデルを実際に握って比較するのがおすすめです。
新機能を使える環境か確認する
MX MASTER 4の魅力は、Actions Ringや触覚フィードバックを含む操作機能です。
ただし、カスタマイズには対応するLogi Options+などのソフトウェア環境が重要になります。
特に、会社のPCではセキュリティ上の理由でソフトウェアを自由に追加できないことがあります。
この場合、せっかく新しいマウスを購入しても、期待したカスタマイズ機能を使えない可能性があります。
基本的なマウス操作だけでなく、使いたい機能が利用できるかを購入前に確認しておきたいですね。
3Sからの買い替えは新機能の必要性で判断する
3Sをすでに使っていて、不満なく作業できているなら、4への買い替えを急ぐ必要はありません。
センサーの最大DPIやバッテリーの公表持続時間は共通しており、基本的なスクロール機能も引き継がれています。
そのため、買い替える理由としては、触覚フィードバック、親指周辺の新しい操作部、表面素材、USB-Cレシーバーなどが中心になります。
反対に、これらの機能を必要としないなら、3Sを使い続ける選択も合理的です。
価格差を考えると、どちらを選ぶべき?
MX MASTER 4は発売時のロジクールオンラインストア価格が21,890円でした。
MX MASTER 3Sは発売時の参考価格が14,960円でした。
ただし、現在の販売価格はショップやカラー、在庫状況によって異なります。
また、3Sには通常モデル以外の販売形態もあるため、商品名や付属品を確認することが大切です。
購入するなら、Amazonや楽天市場で実売価格を比べてみるのがおすすめです。
MX MASTER 4を選びたい人
複数のアプリを頻繁に切り替えたり、ボタンを細かくカスタマイズしたりする使い方なら、MX MASTER 4を優先して検討したいところです。
触覚フィードバックや新しい操作方法を活用できれば、日々の操作がより快適になる可能性があるからです。
また、USB-C中心のノートPCを使っている人や、表面素材の変更に魅力を感じる人にも候補になります。
ただし、3Sより重く、形状も変更されているため、操作感の好みは確認しておきたいところです。
MX MASTER 3Sを選びたい人
一方で、ネット検索や資料作成、Excel作業が中心で、価格を抑えたいなら3Sも十分魅力的です。
基本性能が大きく劣るわけではないので、無理に新型を選ぶ必要はないと思います。
特に、MagSpeedホイールやサムホイールを使った操作が目的なら、3Sでも十分に検討する価値があります。
現在の実売価格を比較して、必要な機能と予算のバランスを考えて選ぶのがよさそうです。
MX MASTER 4の販売価格を確認する
まとめ:新機能重視なら4、価格と基本性能のバランスなら3S
MX MASTER 4と3Sは、どちらか一方が絶対に優れているという関係ではありません。
MX MASTER 4は、新しい操作方法や触覚フィードバックを積極的に活用したい人向けです。
MX MASTER 3Sは、高性能なスクロールやカスタマイズ機能を使いながら、購入費用も意識したい人向けです。
選ぶ際には、次の違いを確認しておくと判断しやすくなります。
- 操作機能:4には専用の触覚フィードバックと新しい操作部がある。
- 接続方式:標準モデルの付属レシーバーは4がUSB-C、3SがUSB-A。
- 重量:4は約150g、3Sは約141g。
- 基本性能:最大8,000DPI、MagSpeedホイール、最長70日のバッテリーは共通。
- 価格:発売時は4のほうが高いが、購入時には実売価格を確認する必要がある。
毎日パソコンに向かう時間が長いからこそ、マウス選びは自分の作業内容に合わせたいものです。
新しさだけでなく、実際によく使う機能、パソコンとの接続方法、重量、価格まで比べることが大切です。
今使っているマウスに不満があるなら、まずはどんな操作が面倒なのかを整理してみると、選びやすくなると思います。
高機能なマウスは決して安い買い物ではありませんが、自分に合う一台を選ぶことで、毎日のPC作業をより快適にできる可能性があります。

