ワイヤレスイヤホンを買い替えようと思ったとき、最後まで迷ったのがSoundcore P40iとLiberty 4 Proでした。
どちらもAnkerのSoundcoreシリーズで、ノイズキャンセリングや外音取り込み、マルチポイント接続など、普段使いで欲しい機能がかなり揃っています。
ただ、価格を見るとかなり差があります。
「毎日の通勤で使うくらいならP40iで十分なのか」
「せっかく買うならLiberty 4 Proまで上げたほうが後悔しないのか」
ここが一番悩みました。
私は電車での移動中に音楽やPodcastを聴くことが多く、仕事中にはPCとスマホを行き来することもあります。
だから重視したのは、単純な音質だけではなく、ノイズキャンセリング、ケースの使いやすさ、接続の切り替え、充電のしやすさといった日常的な部分でした。
Soundcore P40iとLiberty 4 Proの違い
まずP40iを見て驚いたのは、価格を考えると機能がかなり充実していることです。
P40iは11mmのダイナミックドライバーを搭載し、ウルトラノイズキャンセリング2.0に対応しています。
周囲の騒音レベルに応じてノイズキャンセリングの強さを自動調整してくれるので、電車に乗ったときやカフェに入ったときに、その都度細かく設定を変更しなくても使いやすいのが魅力です。
もちろん、「ノイズが完全に消える」というわけではありません。
ノイズキャンセリングは、走行音や空調音のような継続する騒音を軽減するのに役立ちますが、人の話し声や突然のアナウンスなどの聞こえ方は環境によって異なります。
また、ノイズキャンセリングの効き方は装着状態や耳の形、周囲の環境でも変わります。
それでも通勤中に周囲の騒音を抑えながら音楽やPodcastを聞きやすくしたいという用途では、P40iでも候補にしやすいでしょう。
P40iは最大60時間のバッテリーが魅力
もうひとつP40iで魅力的なのがバッテリーです。
通常モードではイヤホン単体で最大12時間、ケース込みで最大60時間再生できます。
さらに10分の充電で最大5時間再生できる短時間充電にも対応しています。
毎日使っていると、イヤホンの音質以上に「充電を忘れていた」という小さなストレスが意外と気になります。
その点、ケース込み最大60時間という長さは安心材料になります。
週の途中でケースを何度も充電したくない人にとって、通勤用イヤホンとしてメリットを感じやすいポイントです。
Liberty 4 Proは音質の仕組みが違う
一方で、Liberty 4 Proを見ると、「価格差はこういう部分に使われているのか」と分かりやすく感じます。
まず音の仕組みが違います。
P40iは11mmのダイナミックドライバー1基ですが、Liberty 4 Proは10.5mmの低音域用ドライバーと4.6mmの中高音域用ドライバーを組み合わせたA.C.A.A 4.0を採用しています。
さらにLiberty 4 ProはLDACにも対応しています。
対応するAndroid端末などを使っていて、ワイヤレスでも高音質再生を重視したい人には大きな違いになりそうです。
ただし、ここで注意したいのが「Liberty 4 Proなら誰でも必ず音が良く感じる」というわけではないことです。
音の好みはかなり個人差がありますし、普段YouTubeやPodcastを中心に聞く人と、高音質な音源を集中して聴く人では価値の感じ方も変わります。
またiPhoneやiPadはLDACに対応していないため、LDACを目的にLiberty 4 Proを選ぶ場合は、自分が使っている端末も確認しておいたほうがいいです。
ノイズキャンセリングはLiberty 4 Proが上位仕様
ノイズキャンセリングについても違いがあります。
P40iはウルトラノイズキャンセリング2.0ですが、Liberty 4 Proはウルトラノイズキャンセリング3.5を搭載しています。
Liberty 4 Proでは7つのセンサーを使い、周囲のノイズを検知しながら調整する仕組みになっています。
飛行機などで利用することを想定した気圧センサーも搭載されています。
なお、気圧センサーを利用するにはSoundcoreアプリで「飛行機モード」を有効にする必要があります。
日常の電車通勤が中心ならP40iでも必要な機能は揃っていますが、地下鉄や飛行機、騒音の大きい場所で使う機会が多い人なら、Liberty 4 Proの上位ノイズキャンセリング機能に魅力を感じやすいでしょう。
Liberty 4 Proはケースから操作できる
個人的に、この2つを比較するときに意外と重要だと思ったのがケースです。
Liberty 4 Proのケースにはスクリーンとタッチバーが搭載されています。
通常、ノイズキャンセリングの強さや外音取り込みなどを細かく変更しようとするとスマホのSoundcoreアプリを開くことになります。
Liberty 4 Proなら、ケース前面のタッチバーを操作して、ノイズキャンセリングや外音取り込みの強度を変更できます。
駅のホームに着いて周囲の音を確認したいときや、電車に乗ってノイズキャンセリングを調整したいときに、スマホを取り出してアプリを探す手間を減らせます。
毎回数秒の違いですが、イヤホンをほぼ毎日使う人なら、こうした操作性も比較ポイントになります。
ただし、スクリーンそのものを直接タッチして操作する方式ではなく、ケース前面のタッチバーから操作する仕組みです。
イヤホン本体の操作方法にも違いがある
イヤホン本体の操作方法にも違いがあります。
Liberty 4 Proは感圧センサーとスワイプ操作に対応していて、音楽の再生・停止や音量調整などをイヤホンから操作できます。
P40iも日常使いに必要な操作には対応していますが、「スマホを取り出さずにできることを増やしたい」という人はLiberty 4 Proのほうが魅力を感じやすそうです。
一方で、操作方法には好みがあります。
感圧操作やスワイプ操作に慣れるまで使いにくいと感じる可能性もあるため、「上位モデルだから必ず操作しやすい」とは限りません。
バッテリーの長さならP40iが有利
一方、バッテリーだけを比べるとP40iがかなり強いです。
P40iは通常モードで最大12時間、ケース込み最大60時間。
Liberty 4 Proは通常モードで最大10時間、ケース込み最大40時間です。
Liberty 4 Proは5分の充電で最大4時間再生できるので短時間充電は便利ですが、「ケース込みでできるだけ長く使いたい」という用途ならP40iのほうが数字上は有利です。
ここは「高いモデルだからすべてのスペックが上」というわけではない、分かりやすいポイントでした。
なお、実際の再生時間は音量、ノイズキャンセリングの使用状況、接続方法、使用環境などによって変わります。
防水・防塵性能の違い
防水性能についても少し違います。
P40iはイヤホン本体がIPX5。
Liberty 4 Proはイヤホン本体がIP55で、防水に加えて防塵性能も示されています。
通勤中の雨や軽い運動で使う場合にも確認しておきたいポイントです。
ただし、これらの防水・防塵規格はイヤホン本体についてのもので、充電ケースに同じ性能があるわけではありません。
ケースまで濡らしても問題ないと考えないようにしましょう。
どちらもマルチポイント接続に対応
そして両方に共通して便利なのがマルチポイント接続です。
スマホとPCなど2台の端末に接続して使えるので、スマホで音楽を聴いていて、仕事のオンライン会議ではPCを使うような人にはかなり便利です。
以前は「PCで使うから一度スマホとのBluetoothを切って……」という作業が地味に面倒でした。
こういう機能はスペック表で見ると地味なのですが、毎日使うとありがたさが分かります。
なお、2台同時接続に対応していますが、音声を同時に2台から再生する機能ではありません。
良い口コミ
口コミやレビューを見ると、P40iでは価格に対して機能が充実していることや、バッテリーの長さ、ノイズキャンセリングなどを評価する声が見られます。
通勤用として考える場合は、上位モデルほどの価格をかけなくても、ノイズキャンセリング、外音取り込み、マルチポイント接続、ワイヤレス充電といった主要機能が揃っている点が魅力です。
Liberty 4 Proでは、ノイズキャンセリングや音質、マルチポイント接続、ケースから設定を変更できる便利さを評価する声があります。
ケースでバッテリー残量を確認したり、ノイズキャンセリングの強度を変更したりできるため、スマホを取り出す回数を減らしたい人には便利な機能です。
音質についても評価する声がありますが、音の好みは個人差が大きいため、口コミだけで判断するより、自分がよく聴く音楽や使用端末も含めて考えたほうがよいでしょう。
悪い口コミ
一方で、Liberty 4 Proではケースがやや大きいと感じる声があります。
スクリーンやタッチバーを搭載していることもあり、ケースの携帯性を最優先する人はサイズを確認しておきたいところです。
また、感圧センサーやスワイプ操作についても、便利という評価がある一方で、慣れるまで操作しにくいと感じる人もいます。
P40iについては上位モデルと比べると音質やノイズキャンセリング機能の構成はシンプルです。
そのため、「できるだけ価格を抑えたい」のか、「音質や操作性まで上位モデルに求めたい」のかで評価が変わりやすいでしょう。
口コミからわかる注意点
口コミから分かるのは、Liberty 4 Proがすべての人にとってP40iの上位互換になるわけではないということです。
Liberty 4 ProにはA.C.A.A 4.0、LDAC、ウルトラノイズキャンセリング3.5、スクリーン付きケースなどP40iにはない機能があります。
一方で、通常再生時のバッテリーはP40iのほうが長く、価格差も大きくなります。
また、ノイズキャンセリングや装着感、音質、操作性については、耳の形や好み、使用環境によって評価が変わります。
口コミを見るときは「良い・悪い」だけを見るのではなく、自分と同じ使い方をしている人の評価かどうかを確認することが大切です。
特に通勤用なら、音質だけでなく、ケースの大きさ、充電頻度、スマホを取り出さずに操作したいかといった部分まで考えると選びやすくなります。
結局P40iとLiberty 4 Proはどっちがおすすめ?
では、結局P40iとLiberty 4 Proのどちらを選べばいいのでしょうか。
私なら、まず価格と用途で考えます。
通勤や外出が中心で、ノイズキャンセリング、マルチポイント、長時間バッテリー、ワイヤレス充電といった便利機能が揃っていれば十分という人なら、P40iはかなりバランスがいいです。
特に最大60時間というケース込みの再生時間は魅力的です。
「ワイヤレスイヤホンに2万円近く出すほど音質にはこだわらない。
でも安すぎて機能が少ないものも嫌」という人には、P40iが候補にしやすいでしょう。
反対に、イヤホンを毎日長時間使っていて、音質やノイズキャンセリング、操作性まで含めて快適さを上げたいならLiberty 4 Proが候補になります。
LDAC対応、A.C.A.A 4.0のデュアルドライバー、ウルトラノイズキャンセリング3.5、ケースのスクリーンなど、P40iにはない機能がいくつもあります。
特にケースからノイズキャンセリングや外音取り込みの強度を調整できる仕組みは、単なるスペックアップとは違う便利さがあります。
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ただ、価格差がある以上、「Liberty 4 Proを買えば全員が価格差以上に満足できる」とまではいえません。
Podcastや動画を中心に聞く人、通勤時間がそれほど長くない人、できるだけ充電回数を減らしたい人なら、P40iのほうが合理的に感じることもあります。
逆に、電車や飛行機で使う機会が多い人、AndroidでLDACを活用したい人、音楽をしっかり楽しみたい人、ケースを含めた操作性まで重視する人ならLiberty 4 Proの価格差に納得しやすいでしょう。
結局、この2モデルは「安いモデルと高いモデル」という単純な関係ではなく、「コストを抑えながら実用性を重視するP40i」と、「毎日の使用感や音質まで一段上を狙うLiberty 4 Pro」という違いで考えると選びやすくなります。
迷っているなら、自分がイヤホンを使っている場面を一度思い浮かべてみるのがおすすめです。
朝の電車で30分使う程度なのか。
一日中PCとスマホを行き来しながら使うのか。
音楽を集中して楽しみたいのか。
とにかく充電を気にせず使いたいのか。
そこが分かると、P40iとLiberty 4 Proのどちらが自分に合うのか、かなり見えやすくなると思います。

