土鍋で作った味噌汁や豚汁って、なんとなく食卓に出したときの雰囲気がいい。
そんな理由から気になっていたのが、伊賀焼で知られる長谷園の「みそ汁鍋」でした。
ただ、いざ選ぼうとすると迷ったのが「小」と「大」のサイズです。
写真だけを見ると、どちらもそこまで大きさが変わらないようにも見えます。
でも、毎日のように使う鍋だからこそ、容量だけではなく重さや収納場所、何人分くらい作れるのかまで考えて選びたいところでした。
結論からいうと、少人数で日常的に使うなら「小」、家族分をまとめて作ったり具だくさんの汁物を作ったりするなら「大」が使いやすそうです。
長谷園みそ汁鍋「小」と「大」の違い
長谷園公式のサイズを確認すると、小は直径約19.5cm、高さ約13.5cm、容量約1,000ml、重さ約2kg。
一方の大は直径約23cm、高さ約16cm、容量約1,800ml、重さ約3kgです。
| 比較項目 | 小 | 大 |
|---|---|---|
| 直径 | 約19.5cm | 約23cm |
| 高さ | 約13.5cm | 約16cm |
| 容量 | 約1,000ml | 約1,800ml |
| 重さ | 約2kg | 約3kg |
| 味噌汁の目安 | 約2〜3人分 | 約5〜6人分 |
数字だけ見ると「数cmしか違わない」と感じますが、キッチンで扱うことを考えると、この差は意外と大きいです。
重さを重視するなら小が扱いやすそう
特に気になったのが重さでした。
小でも約2kgあるので、一般的な片手鍋のような感覚でヒョイヒョイ持ち上げる鍋ではありません。
大になると約3kgあります。
そこに味噌汁や煮物の中身が入れば、当然さらに重くなります。
そのため、毎朝さっと味噌汁を作って、使い終わったら洗って収納するという使い方なら、小のほうが取り回しやすいと感じる家庭は多そうです。
小は少人数の普段使いに向いている
小は公式通販では、味噌汁約2〜3人分ができあがるサイズとして案内されています。
夫婦2人なら候補にしやすく、子どもが小さい3人家族なら、一食分の味噌汁を作る用途にも合わせやすそうです。
「昨日の味噌汁が大量に残るほどは作りたくない」「できればその日か翌朝くらいまでに食べ切りたい」という家庭にも、小は候補にしやすいサイズです。
大は具だくさんの汁物やまとめ調理に向いている
一方、大の魅力はやはり容量です。
容量は約1,800mlで、公式通販では味噌汁約5〜6人分ができあがるサイズとして案内されています。
4人家族で具だくさんの豚汁を作ったり、翌朝の分まで少し多めに作ったりするなら、大のほうが余裕があります。
特に、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、豆腐などをたっぷり入れる豚汁は、思った以上に鍋の中がいっぱいになります。
汁だけなら入っても、具材を追加していくうちに混ぜにくくなることがあるので、「具だくさん派」なら単純な人数だけではなく、料理のボリュームまで考えて選んだほうがよさそうです。
味噌汁以外の煮込みや焼き・炒め調理にも使える
また、みそ汁鍋という名前ですが、用途は味噌汁だけではありません。
長谷園の公式案内では、煮込み料理のほか、空焚きができるため、ローストする、焼く、炒めるといった調理にも対応しています。
「味噌汁専用の鍋に1万円前後を出すのはちょっと……」と最初は感じても、煮物やスープなどにも活用する前提なら、登場回数は増やしやすそうです。
IHでは使えないので対応熱源を確認
一方で、購入前に必ず確認しておきたいのが対応熱源です。
現在の公式仕様ではガス火には対応していますが、IHには対応していません。
オーブンと空焚きには対応していますが、電子レンジには非対応です。
また、食洗機も使用できません。
最近はIH中心の家庭も多いので、デザインだけを見て購入するのではなく、自宅のコンロ環境は最初に確認しておいたほうがよいでしょう。
手作りの土鍋なので色や風合いには個体差がある
そして土鍋ならではの扱いについても、一般的な金属鍋とは少し感覚が違います。
長谷園のみそ汁鍋は伊賀の陶土を使った肉厚の土鍋です。
公式でも、一つひとつ職人が手作りしているため、焼成による色幅などがあると案内されています。
新品の工業製品のように、すべてがまったく同じ見た目になるものではありません。
こうした個体差を「味」として楽しめるかどうかも、人によって好みが分かれそうです。
長谷園みそ汁鍋の良い口コミ
実際の購入者レビューを見ると、味噌汁や煮込み料理に使っている人から評価されているのが、土鍋らしい蓄熱性やサイズ感です。
特に小サイズでは、1〜2人程度の食卓で使いやすいという声や、味噌汁を作る鍋としてサイズ感がちょうどよいという評価が見られます。
また、大サイズでは味噌汁だけでなく、おでんや鍋料理などに使っている人もいます。
食卓にそのまま出せる見た目を気に入っている人も多く、一般的な金属鍋とは違った土鍋らしい雰囲気も魅力の一つといえそうです。
長谷園みそ汁鍋の悪い口コミ
一方で、購入前に考えておきたいのが重さです。
小でも約2kg、大では約3kgあるため、「軽い鍋」を求めている人には向いていません。
特に大サイズは、料理が入った状態では鍋本体の3kgよりさらに重くなります。
毎回棚から取り出してコンロへ運び、洗ったあと再び収納する使い方では、人によっては負担を感じる可能性があります。
また、IHと電子レンジに対応しておらず、食洗機も使えないため、一般的な金属鍋と比べて使える環境や手入れ方法に制約があります。
口コミからわかる注意点
口コミや公式仕様を合わせて考えると、購入前に特に確認したいのは「容量」だけではありません。
まず確認したいのが重さです。
小と大では約1kg違います。
さらに料理や汁の重量が加わるため、実際に使用するときには数字以上に差を感じる可能性があります。
次に確認したいのが収納場所です。
大は直径約23cm、高さ約16cmあるため、収納棚の高さや奥行きだけでなく、取り出しやすい場所に置けるかまで確認しておいたほうがよさそうです。
そして、IHでは使用できません。
IHコンロのみの家庭では基本的に選択肢にならないため、購入前に自宅の熱源を確認しておきましょう。
また、食洗機には対応していないため、使用後は手洗いすることになります。
「毎日気軽に使えるかどうか」は、容量だけではなく、このあたりまで含めて考える必要があります。
小と大のどちらを選ぶ?
私ならサイズを決めるとき、一番重視したいのは「最大で何人分作れるか」より、「一番よく作る量はどれくらいか」です。
夫婦2人なのに「大はたくさん入って安心だから」と大を選んでも、毎日少量しか作らないなら、3kgある鍋を出し入れすることが負担になる可能性があります。
逆に4人家族なのに収納性を優先して小を選ぶと、具だくさんの汁物を作るたびに容量不足を感じるかもしれません。
つまり、小と大の選び分けはかなりシンプルです。
1〜2人を中心に、毎日の味噌汁や少量のおかずに使うなら小。
3〜4人以上の家庭や、豚汁、ポトフ、煮込み料理をたっぷり作りたいなら大。
さらに、収納棚が小さい家庭や、鍋の重さが気になる人は小を優先。
収納スペースに余裕があり、一度に多めに作ることが多い家庭なら大を検討する、という考え方が選びやすいと思います。
まとめ|普段作る量と重さで選ぶと決めやすい
長谷園のみそ汁鍋は、軽くて手軽な鍋を探している人向けの商品とは少し方向性が違います。
小でも約2kg、大なら約3kgあるので、軽さだけを重視するならステンレス鍋などのほうが扱いやすいでしょう。
それでも、土鍋を食卓にそのまま出したい人や、味噌汁だけでなく煮込み料理まで一つの鍋で楽しみたい人にとっては、検討する面白さのある鍋です。
小か大か迷ったときは、「家族が何人いるか」だけで決めず、普段作っている味噌汁の量、具材の多さ、鍋を収納する場所、そして2kgと3kgという重さの差までイメージしてみる。
そこまで考えると、自分の家ではどちらの出番が多くなりそうなのか、かなり見えてきます。
毎日使う道具だからこそ、大は小を兼ねると考えるより、「無理なく出して、使って、洗って、しまえるサイズ」を選ぶこと。
長谷園のみそ汁鍋は、そんな日常の使い方からサイズを決めるのが、後悔しにくい選び方だと思います。

