家でたこ焼きをする機会が増えて、「そろそろちゃんとしたたこ焼き器がほしい」と思って調べ始めたとき、かなり気になったのがイワタニのカセットガスたこ焼器でした。
その中でも最後まで迷ったのが、「スーパー炎たこII(CB-ETK-2)」と「プロたこマルチ(CB-ETK-2-PSET)」の2つ。
ネットで見ると、どちらも見た目がよく似ています。
「たこ焼きを焼くだけなら炎たこIIで十分?」
「プロたこマルチは何が違うの?」
「せっかく買うなら、鍋やほかの料理にも使えたほうがいい?」
私も最初はこの違いがよく分かりませんでした。
そこでサイズや付属プレート、使い方まで比べてみると、選ぶ基準は意外とはっきりしていました。
結論からいうと、たこ焼きをメインに楽しみたいならスーパー炎たこII、たこ焼き以外の卓上料理にも使いたいならプロたこマルチが候補になりやすいです。
スーパー炎たこIIとプロたこマルチの基本性能はよく似ている
まず、たこ焼き器としての基本部分はかなり似ています。
メーカー公表では、スーパー炎たこIIもプロたこマルチも最大発熱量は1.74kW。
カセットガスを使用するタイプで、専用のU字バーナーによってプレートを加熱する構造です。
たこ焼きプレートはフッ素加工されていて、生地を区切りやすい切り溝もあります。
実際に家でたこ焼きをするときに面倒なのが、ひっくり返す作業です。
生地がプレートにくっついたり、隣のたこ焼きとつながったりすると、家族でワイワイ楽しむはずが、気づけば焼いている人だけがずっと忙しい……ということもあります。
その点、切り溝があるプレートは、生地を一個ずつ分けながら返す作業がしやすいのがうれしいところ。
ただし、「誰でも必ずきれいに焼ける」というわけではありません。
生地の配合や油の量、火加減、返すタイミングによって仕上がりは変わります。
スーパー炎たこIIはたこ焼き中心で使いたい人向け
スーパー炎たこIIの本体サイズは約348×231×133mmで、重量は約2.2kg。
たこ焼き専用器として見ると、それほど巨大ではありません。
わが家のように「使わない調理家電をこれ以上増やしたくない」という家庭では、このシンプルさがかなり魅力的に感じます。
収納するときも、基本的には本体とたこ焼きプレート。
「たこ焼きを食べたい日に取り出すもの」と割り切れるので、用途が分かりやすいんですよね。
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プロたこマルチは専用プレートとガラスぶたが付属
一方で、比較していて「こっちも便利そう」と思ったのがプロたこマルチです。
たこ焼きプレートを使ったときの本体サイズは約348×231.5×133mm。
スーパー炎たこIIとかなり近いサイズ感です。
たこ焼きプレート使用時の重量は約2.0kgとなっています。
ところが、プロたこマルチには、たこ焼きプレートとは別に専用のグリルプレートとガラスぶたが付属します。
この専用プレートを使えば、メーカー公式では、すき焼きやミートグラタン、ショートパスタなど、たこ焼き以外の料理にも活用できます。
ここが、2機種を比べたときの一番分かりやすい違いでした。
私の場合、たこ焼きは好きなのですが、毎週するわけではありません。
そう考えると、「たこ焼き以外でも出番を作れる」というのはかなり大きなメリットです。
休日にテーブルの真ん中に置いてすき焼きをしたり、ちょっとした煮込み料理を作ったり。
キッチンで全部完成させて運ぶのではなく、卓上で温かいまま食べられる料理に使えるなら、出番は自然と増えそうです。
プロたこマルチは収納スペースも確認しておきたい
ただ、そのぶん収納するものも増えます。
プロたこマルチは専用プレートとガラスぶたまで保管する必要があります。
専用プレート+ガラスぶた使用時のサイズは約371×238.5×194mm、重量は約2.6kg。
「収納スペースをできるだけ使いたくない」という家庭なら、この差は購入前に確認しておいたほうがいいと思います。
逆に、すでに卓上鍋やホットプレートを持っていて、それらを整理してプロたこマルチにある程度まとめられるなら、収納の考え方は変わります。
単純に「プロたこマルチのほうが場所を取る」と考えるだけでなく、「家にある他の卓上調理器具と役割が重ならないか」を見て選ぶのがよさそうです。
どちらもカセットガス式なので使用場所には注意
もうひとつ、私が比較するときに気になったのがカセットガス式という点です。
コンセントにつなぐ電気式とは違い、イワタニカセットガスをセットして使います。
メーカー公表の連続燃焼時間は、どちらも強火連続燃焼時で約110分。
使用環境によって条件は変わるため、あくまでメーカー所定条件での実測値です。
電源コードを食卓まで伸ばさなくていいのは便利ですが、ガス機器なので扱いには注意が必要です。
特に「卓上だからどこでも使える」と考えないほうがいいです。
メーカーはテント内や車内での使用を禁止しています。
室内で使用するときも換気を行い、安定した場所で使用するなど、取扱説明書に記載された注意事項を確認してから使う必要があります。
カセットボンベについても、メーカー指定のイワタニカセットガスを使用する前提で考えておきましょう。
良い口コミ
スーパー炎たこIIの口コミを見ると、「ガス式なので焼き上がりが早く感じる」「たこ焼きを返しやすい」「切り溝が使いやすい」といった声が見られます。
電気式のたこ焼き器から買い替えた人から、火力や焼き上がりの違いを評価する声もあります。
また、プレートを取り外して洗えるため、使用後のお手入れがしやすいと感じている人もいます。
プロたこマルチの場合は、たこ焼きだけでなく専用プレートを使った卓上料理にも対応できるため、一台を多用途に使いたい家庭では選ぶ理由になりそうです。
ただし、焼き上がりや使いやすさの感じ方には個人差があります。
悪い口コミ
一方で、口コミの中には「場所によって焼け方に差を感じた」という声もあります。
U字バーナーでプレートを加熱する構造ですが、実際の焼き上がりは火加減や生地の量、室温などによっても変わります。
また、フッ素加工について耐久性を気にする声も見られます。
フッ素加工プレートは扱いやすい反面、傷を防ぐために金属製のピックなどの使用方法には注意したほうがよさそうです。
プロたこマルチについては、専用プレートとガラスぶたが増えるため、「たこ焼き以外にはほとんど使わない」という家庭では収納物が増える点がデメリットになります。
口コミからわかる注意点
口コミから分かるのは、「ガス式だから必ず電気式よりおいしく焼ける」「誰でも失敗せず焼ける」と考えないほうがよいということです。
ガス火の火力を評価する口コミはありますが、焼き上がりは生地の配合や油の量、火力、返すタイミングでも変わります。
また、プレートのフッ素加工を長く使うためには、使用するピックや洗い方にも気をつけたいところです。
スーパー炎たこIIとプロたこマルチのどちらを選ぶ場合も、口コミだけで決めるのではなく、付属品・収納スペース・普段の使い方まで合わせて判断するのがおすすめです。
結局どちらを選べばいい?
では、結局どちらを選べばいいのか。
比較してみて私が感じたのは、「性能の上下」で選ぶというより、「何に使いたいか」で決めるのが一番分かりやすいということでした。
たこ焼きが主役なら、スーパー炎たこII。
余計なプレートを増やさず、家族でたこ焼きをするときにサッと取り出せるものがほしい人には、このシンプルさが合っています。
一方、「たこ焼き専用器を買っても、そのうち使わなくなりそう」という心配があるなら、プロたこマルチ。
たこ焼きに加えて、専用プレートを使った卓上料理にも活用できるので、年間を通して出番を作りやすいのが魅力です。
特に30代〜50代の家庭だと、子どもとたこ焼きを楽しむ日もあれば、大人だけでゆっくり卓上料理を楽しみたい日もあります。
そういう家庭なら、マルチに使える専用プレートが付いている意味は思った以上に大きいかもしれません。
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スーパー炎たこIIとプロたこマルチの違いまとめ
価格だけを見るとスーパー炎たこIIのほうが選びやすいケースがありますが、プロたこマルチは追加の専用プレートとガラスぶたまで含めて考える必要があります。
逆に、プロたこマルチを買っても結局たこ焼きしか作らないなら、その付属品は使わないまま収納スペースを取ってしまいます。
私なら、「1年間でたこ焼き以外の卓上料理に何回使いそうか」を考えて決めます。
答えがほぼゼロならスーパー炎たこII。
すき焼きなどの卓上料理にも使いたいならプロたこマルチ。
この考え方なら、買ったあとに「もう一方にしておけばよかった」と感じにくいと思います。
どちらも同じイワタニのカセットガス式たこ焼器ですが、スーパー炎たこIIは「たこ焼きを楽しむためのシンプルな一台」、プロたこマルチは「たこ焼きを入口に卓上料理まで広げられる一台」という違いがあります。
家族でたこ焼きを囲む時間を優先するのか、それとも一台をできるだけ多用途に使いたいのか。
自宅での使い方をイメージして選ぶと、自分の家庭に合うほうが見つけやすいですよ。

