27インチのWQHDゲーミングモニターを探していると、候補に入りやすいのがI-O DATAの「KH-GDQ271RAW」と「KH-GDQ271UA」です。
ところが、型番がかなり似ています。
最初に見たときは「末尾が違うだけで、ほとんど同じモニターなのかな?」と思いやすいのですが、調べてみると意外と性格が違います。
特に比較しておきたいのは、リフレッシュレート、応答速度、色、入力端子、スタンド機能の違いです。
どちらも27型で解像度はWQHDの2560×1440。
フルHDより作業領域を広く取れるので、ゲームだけでなく普段のブラウザ閲覧や動画、ちょっとした作業にも使いやすいサイズです。
この記事では、KH-GDQ271RAWとKH-GDQ271UAの違いを比較しながら、どんな人に向いているのかを整理します。
- KH-GDQ271RAWとKH-GDQ271UAの主な違い
- 応答速度はKH-GDQ271RAWが0.2ms、KH-GDQ271UAが1ms
- KH-GDQ271RAWはホワイト、KH-GDQ271UAはブラック
- スタンド機能はKH-GDQ271RAWの方が充実
- HDRはKH-GDQ271RAWがDisplayHDR 400に対応
- KH-GDQ271RAWには2W+2Wのスピーカーを搭載
- 入力端子はKH-GDQ271UAがDisplayPortを2系統搭載
- KH-GDQ271RAWの良い口コミ
- KH-GDQ271RAWの悪い口コミ
- KH-GDQ271UAの良い口コミ
- KH-GDQ271UAの悪い口コミ
- 口コミからわかる注意点
- KH-GDQ271RAWとKH-GDQ271UAはどっちを選ぶ?
- 保証期間にも違いがあるので注意
- まとめ|320Hzだけでなくスタンド・端子・カラーまで比較しよう
KH-GDQ271RAWとKH-GDQ271UAの主な違い
スペックを細かく見ていくと、KH-GDQ271RAWは最大320Hz、KH-GDQ271UAは最大275Hzという違いがあります。
数字だけ見ると「320HzのRAW一択では?」と思いそうになります。
ただ、ここは少し冷静に考える必要があります。
320Hzを活かすにはPC側からそれだけ高いフレームレートを出せる環境が必要ですし、ゲームの種類やグラフィック設定によっても状況は変わります。
高リフレッシュレートだから自動的にゲームの勝率が上がるわけではありません。
また、KH-GDQ271UAの最大275HzはDisplayPort接続時にオーバークロックをオンにした場合の値で、オーバークロックをオフにした場合は最大240Hzです。
FPSを中心に遊んでいて、できるだけ高いリフレッシュレートまで選択肢を残しておきたいなら、KH-GDQ271RAWの最大320Hzは魅力的です。
応答速度はKH-GDQ271RAWが0.2ms、KH-GDQ271UAが1ms
応答速度にも違いがあり、KH-GDQ271RAWは条件付きで0.2ms[GTG]、KH-GDQ271UAは1ms[GTG]です。
KH-GDQ271RAWの0.2ms[GTG]は、320Hz、オーバードライブ レベル3、Clear AIM レベル3設定時の公称値です。
KH-GDQ271UAの1ms[GTG]も、275Hz、ダイナミックOD レベル3設定時の公称値となっています。
そのため、単純に「0.2msだから必ず1msより体感できるほど速い」と考えるのではなく、それぞれ測定条件のあるスペックとして確認しておくのがよいでしょう。
それでも、スペックを重視してゲーミング環境を組みたい人には、RAWの方が分かりやすく惹かれる構成です。
KH-GDQ271RAWはホワイト、KH-GDQ271UAはブラック
そして、比較すると意外と気になるのが「色」の違いです。
KH-GDQ271RAWはホワイトモデル。
モニターというと黒が多いですが、白いデスクや白系のキーボード、マウスで統一したい場合は合わせやすいカラーです。
付属する電源コードやDisplayPortケーブルもホワイト仕様なので、デスク全体の見た目をそろえたい人にはうれしいポイントです。
一方のKH-GDQ271UAはブラック。
ゲーミングPCや黒いデスク、黒系デバイスを使っているなら、こちらの方が違和感なく置きやすいでしょう。
「モニターは映れば色は関係ない」と考えがちですが、27インチは机の上でかなり存在感があります。
毎日目に入るものだからこそ、デスク環境を統一したい人にとってカラーは意外と大事な比較ポイントです。
スタンド機能はKH-GDQ271RAWの方が充実
もう一つ大きな違いがスタンドです。
KH-GDQ271RAWは高さを130mm調整でき、左右45度のスイベルや左右90度のピボットにも対応しています。
モニターの位置を自分に合わせて細かく調整したい場合に便利な構成です。
KH-GDQ271UAはチルトによる角度調整はできますが、高さ調整やスイベル、ピボットには対応していません。
ただし、両方ともVESA 100×100mmに対応しています。
最初からモニターアームを使うつもりなら、付属スタンド機能の差をそこまで重視しなくてもよさそうです。
ここは「付属スタンドのまま使うか」「モニターアーム前提か」で評価が変わる部分です。
HDRはKH-GDQ271RAWがDisplayHDR 400に対応
HDRにも違いがあります。
KH-GDQ271RAWはHDR10入力に加えてDisplayHDR 400に対応しています。
一方、KH-GDQ271UAもHDR10入力には対応していますが、DisplayHDR 400対応モデルではありません。
HDR対応ゲームや映像コンテンツも楽しみたいなら、RAWの方が仕様面では充実しています。
ただし、HDRの見え方はコンテンツや設定、視聴環境などによっても変わるため、DisplayHDR 400対応だから必ず大きな画質差を感じられるとは限りません。
KH-GDQ271RAWには2W+2Wのスピーカーを搭載
さらにKH-GDQ271RAWには2W+2Wのステレオスピーカーがあります。
音質にこだわるならヘッドセットや外部スピーカーを使うことになると思いますが、「とりあえず音が出ればいい」という場面では内蔵スピーカーがあると便利です。
KH-GDQ271UAには内蔵スピーカーはありません。
ヘッドセットや外部スピーカーを常に使うのであれば大きな問題ではありませんが、モニター単体で音を出したい人は注意しておきたい違いです。
入力端子はKH-GDQ271UAがDisplayPortを2系統搭載
反対に、入力端子の数だけを見るとUAにもメリットがあります。
KH-GDQ271RAWはHDMIが2系統、DisplayPortが1系統。
KH-GDQ271UAはHDMIが2系統、DisplayPortが2系統あります。
複数のPCをDisplayPortで接続したい人などは、UAのDisplayPort×2が使いやすいケースもありそうです。
なお、KH-GDQ271UAでWQHD・275Hzを利用できるのはDisplayPort接続時です。
HDMI接続時のWQHD最大リフレッシュレートは144Hzなので、275Hzを目的に購入する場合は接続方法も確認しておきましょう。
KH-GDQ271RAWの良い口コミ
KH-GDQ271RAWの口コミでは、高さ調整などスタンド機能の充実、WQHDの表示、リモコンの使いやすさ、無輝点保証などを評価する声が見られます。
ホワイトカラーを理由に選んだという声もあり、白系のデスク環境を作りたい人には選びやすいモデルです。
また、320Hzという高いリフレッシュレートや応答性能など、ゲーム向けスペックを重視して選んでいる人もいます。
ただし、口コミは利用環境やそれまで使っていたモニターによって評価が変わるため、あくまで購入判断の参考として見るのがよいでしょう。
KH-GDQ271RAWの悪い口コミ
KH-GDQ271RAWでは、内蔵スピーカーの音質について物足りなさを感じる声があります。
また、320Hz設定時に使用環境によって画面のちらつきが気になったという口コミも確認できます。
320Hz対応だからといって、すべてのPC環境や設定で必ず快適に320Hz動作するとは限りません。
GPU性能だけでなく、接続方法やゲーム側のフレームレート、モニター設定なども含めて考える必要があります。
KH-GDQ271UAの良い口コミ
KH-GDQ271UAでは、WQHD・高リフレッシュレート対応ながら価格とのバランスがよいという声が見られます。
HDMI×2、DisplayPort×2という入力端子の多さを購入理由に挙げている人もいます。
フルHDや60Hz・144Hzクラスのモニターから買い替えた人からは、解像度や表示の滑らかさを評価する声もあります。
最大275Hzまで対応しているため、320Hzまでは必要ないものの、高リフレッシュレート環境を作りたい人には候補にしやすいモデルです。
KH-GDQ271UAの悪い口コミ
KH-GDQ271UAでは、スタンドに高さ調整やスイベル機能がない点を気にする声があります。
発色や視野角について厳しい評価をしている口コミもあるため、色の見え方を特に重視する場合は注意しておきたいところです。
また、操作ボタンの位置やモニターアーム取り付け時のネジについて使いにくさを指摘する口コミもあります。
ただし、モニターの発色や操作性については好みや設置環境による差も大きいため、少数の口コミだけで製品全体を判断しない方がよいでしょう。
口コミからわかる注意点
口コミまで含めて比較すると、「RAWの方が高性能だからすべての人におすすめ」とは言い切れません。
RAWは320Hz、DisplayHDR 400、高さ調整・スイベル・ピボット対応スタンド、内蔵スピーカーなど機能が充実しています。
一方で、こうした機能を使わない人にとっては、必ずしも価格差に見合うとは限りません。
UAもWQHD・最大275Hzというゲーム向けスペックを備えています。
さらにDisplayPortを2系統搭載しているため、複数のPCを接続する場合にはUAの方が使いやすいこともあります。
また、最大リフレッシュレートはPCやゲーム側が十分なフレームレートを出せて初めて活かしやすくなります。
「320Hzと275Hzのどちらが上か」だけではなく、自分のPC性能と遊ぶゲームを基準に考えることが大切です。
口コミについても投稿数や利用環境に差があるため、評価点だけではなく「どんな環境で、何を評価しているのか」まで確認するのがおすすめです。
KH-GDQ271RAWとKH-GDQ271UAはどっちを選ぶ?
比較してみると、必ずしもRAWがすべての面で上位というわけではありません。
リフレッシュレート、応答速度、HDR、スタンド調整、スピーカーを重視するならKH-GDQ271RAW。
一方、最大275Hzで十分で、固定スタンドでも困らず、DisplayPortを2系統使いたいのであればKH-GDQ271UAも十分候補になります。
しかも、モニターはスペックだけで決めるものでもありません。
自分のPCが何fps程度出せるのか、HDMIとDisplayPortのどちらを使うのか、モニターアームを使うのか、白と黒のどちらをデスクに置きたいのか。
こうした普段の使い方まで考えると、どちらを選ぶべきかがかなり整理しやすくなります。
保証期間にも違いがあるので注意
保証については、どちらも基本的に3年間です。
購入後1か月以内の無輝点保証も用意されています。
ただし、通常の3年間保証が適用される使用時間条件には違いがあります。
KH-GDQ271RAWは1日あたり最大16時間以内、KH-GDQ271UAは1日あたり最大18時間以内という条件があります。
長時間使用する予定がある場合は、購入前に公式サイトの最新の保証条件を確認しておくのがおすすめです。
まとめ|320Hzだけでなくスタンド・端子・カラーまで比較しよう
最終的に比較して分かるのは、「少しでも高いHzのモデルを買えば正解」というほど単純ではないということです。
FPSを中心に遊び、最大320Hzや0.2ms[GTG]、DisplayHDR 400、調整範囲の広いスタンドまで欲しい人ならKH-GDQ271RAWが魅力的です。
ホワイトカラーでデスクをまとめたい人にもRAWは相性のよいモデルです。
一方で、最大275Hzまで使えれば十分で、スタンド調整を重視しない人や、DisplayPortを複数使いたい人ならKH-GDQ271UAにも選ぶ理由があります。
27インチWQHDという基本部分は共通していますが、実際に仕様を比べてみると「RAWはより機能を盛り込んだモデル」「UAは必要なゲーミング性能を押さえつつ入力端子を充実させたモデル」という違いが見えてきます。
型番が似ているからこそ迷いやすい2台ですが、最大Hzだけでなく、HDR、端子、スタンド、カラーまで確認して選ぶと、自分の使い方に合った一台を見つけやすいでしょう。

