犬や猫を動物病院へ連れて行くとき、意外と悩むのがキャリーケース選びです。
私も最初は「ペットが入れば、どれでもそんなに変わらないのでは?」と思っていました。
ところが実際に探し始めると、サイズだけでもSとMがあり、「小さいほうが持ち運びやすそうだけど、窮屈だったらかわいそう」「大きいほうなら安心そうだけど、通院のたびに持つには重そう」と迷うことに。
そこで候補にしたのが、リッチェルの「キャンピングキャリーファインR ダブルドア」です。
特に最後まで悩んだのがSサイズとMサイズでした。
結論からいうと、SとMは単純に「体重が何kgだからこちら」と決めるより、ペットの体格と、飼い主がどのように使うのかまで考えて選んだほうが失敗しにくいと感じました。
リッチェルのキャンピングキャリーSとMの違い
まず比べておきたいのが本体サイズです。
ダブルドアSは、外寸が約32.5×47.5×29.5cmです。
内寸は約28×45.5×26cmで、本体重量は約1.8kgです。
メーカーの体重目安は8kg以下です。
一方、ダブルドアMは外寸が約40.5×55.5×37.5cmです。
内寸は約36×54×34cmで、本体重量は約2.5kgです。
体重目安は12kg以下となっています。
| 比較項目 | Sサイズ | Mサイズ |
|---|---|---|
| 外寸 | 約32.5×47.5×29.5cm | 約40.5×55.5×37.5cm |
| 内寸 | 約28×45.5×26cm | 約36×54×34cm |
| 本体重量 | 約1.8kg | 約2.5kg |
| 体重目安 | 8kg以下 | 12kg以下 |
| 収納時サイズ | 約32.5×47×18cm | 約40.5×55×22cm |
数字だけだと数cmの差に見える部分もありますが、店頭や自宅で置くことをイメージすると、MはSよりひと回りしっかり大きい印象です。
私が特に気になったのは重さでした。
SとMでは本体だけで約700gの差があります。
キャリー単体ならそれほど大きな違いに感じないのですが、中にペットが入ると話は別です。
たとえば5kgの子を入れれば、単純計算でもSなら約6.8kg、Mなら約7.5kgになります。
駐車場から病院まで歩いたり、待合室で持ち上げたりすることを考えると、この差は意外と無視できませんでした。
「体重が軽いからS」だけで決めるのは少し不安だった
商品説明を見ると、Sは8kg以下、Mは12kg以下という体重目安があります。
最初は私も、この数字だけ見れば簡単に決められると思っていました。
でも、同じ5kgでも体格はかなり違います。
胴が長い子、足が長い子、骨格がしっかりしている子もいますし、猫の場合も丸くコンパクトな体格の子もいれば、体長が長めの子もいます。
そこで私が確認したのが、体重よりも「内寸」です。
Sは内寸約28×45.5×26cm、Mは約36×54×34cmです。
キャリーの中で無理のない姿勢を取りやすいか、普段どんな姿勢で座るのかまで考えると、かなり選びやすくなりました。
「8kg以下だからSで大丈夫」と機械的に決めるのではなく、今使っているベッドや箱などと内寸を比較してみるのがおすすめです。
実際に便利そうだと感じたのはダブルドア
私がこのシリーズで特に魅力を感じたのは、SかMかという違いだけではなく、「ダブルドア」であることでした。
正面のドアだけではなく、天面にも開口部があります。
キャリーが苦手な子の場合、正面から入れようとすると足を踏ん張って抵抗することがあります。
そんなとき、上から出し入れできる選択肢があるのは便利そうです。
特に動物病院では、「キャリーから出てこない」という場面も考えられます。
正面しか開かないタイプに比べて、上からもアクセスできるのは使い方の選択肢が増えるポイントだと感じました。
正面ドアも左右どちらからでも開けられ、必要に応じて取り外せます。
「この向きに置かないと開けられない」という場面を減らしやすいのも、日常使いでは地味にありがたいポイントです。
持ち手にも違いを感じた
キャンピングキャリーファインRには、両手で持てるワイドハンドルがあります。
これは実際の通院シーンを想像すると、かなり重要だと思いました。
ペットが中で動くと、キャリーの重心も変わることがあります。
必要なときに両手を使って持てる構造なのは、重量のある状態で運ぶ際に確認しておきたいポイントです。
特にMサイズはキャリー自体が約2.5kgあるため、ペットを入れた状態ではそれなりの重量になります。
「大きいほうが安心だから」という理由だけでMを選ぶのではなく、自分が実際にその重量を持って病院や車まで移動できるかも考えておいたほうがいいと思います。
収納するときは上下を重ねられる
ハードキャリーで気になっていたのが、使わないときの置き場所でした。
ソフトバッグのように小さく折りたためるわけではないので、ずっと部屋に置いておくとなると存在感があります。
このシリーズは上部と下部を分離して重ねることができ、収納時の高さを抑えられるようになっています。
Sの収納時サイズは約32.5×47×18cm、Mは約40.5×55×22cmです。
完全にペタンコになるわけではありませんが、そのまま置いておくより高さを抑えられるのは助かります。
一方で、個人的には普段からハウスとして部屋に置いて、キャリーそのものに慣れてもらう使い方もいいと思いました。
通院するときだけ突然押し入れからキャリーを出すより、普段から出入りできる場所として使っておく方法もあります。
メーカーも、普段からハウスとして慣らしておく使い方を案内しています。
良い口コミ
口コミを確認すると、「天面が開くので出し入れしやすい」「正面ドアを左右どちらからでも開けられるのが便利」といった声が見られます。
特に猫の通院用として、上からアクセスできるダブルドアを選んでいる人が目立ちました。
また、「作りがしっかりしている」「普段はハウスとして使っている」という口コミもあります。
Sサイズについては、小柄な猫や犬の通院用として使いやすいという声があります。
Mサイズでは、体格が大きめの猫や、内部に少し余裕を持たせたい人から選ばれている傾向が見られました。
悪い口コミ
一方で、Mサイズについては「思っていたより大きかった」という口コミもあります。
ペットにとって余裕があることと、飼い主にとって持ち運びやすいことは別なので注意が必要です。
また、ペットとキャリーを合わせるとかなり重くなり、「ショルダーベルトが欲しくなった」という声もありました。
SとMの中間サイズが欲しいという口コミもあり、体格によってはどちらを選ぶか迷いやすい商品ともいえそうです。
そのほか、使用環境によっては車のシートベルト固定について気になるという声も見られました。
固定方法や適合については、実際に使用する車両や取扱説明書を確認しておいたほうがよさそうです。
口コミからわかる注意点
口コミを見て特に感じたのは、「体重目安だけではサイズを決めにくい」ということです。
たとえば同じ3〜5kg程度でも、Sで十分だったという人もいれば、体高や体長、クッションを入れるスペースを考えてMを選んでいる人もいます。
反対に、余裕を考えてMを購入したものの、実際には大きすぎたと感じる人もいます。
そのため、購入前にはペットの体重だけでなく、体長や体高も確認しておくことが大切です。
さらにMは本体だけで約2.5kgあるため、ペットを入れた総重量も確認しておきたいところです。
車移動が中心なのか、徒歩で持つ時間が長いのかによっても適したサイズは変わります。
私ならSとMをこう選ぶ
いろいろ比較した結果、コンパクトさや持ち運びやすさを優先するなら、まずSを検討します。
特に小柄な猫や超小型犬などで、実際の体長・体高を確認してSの内寸に無理なく収まりそうなら、通院時の扱いやすさは魅力です。
一方、体重はSの目安内でも、胴長だったり体高があったりして内部に余裕が欲しい場合はMも候補になります。
Mは内寸がかなり広くなる反面、本体そのものも大きく、重量も増えます。
車中心で移動する人と、徒歩や公共交通機関で持ち歩く人でも、選び方は変わると思います。
つまり、次のような点をセットで考えるのが一番納得しやすいと感じました。
- ペットの体長・体高
- キャリー内部で取りやすい姿勢
- 飼い主が持ち運ぶ距離
- 車・徒歩など普段の移動方法
- 自宅での収納場所
「何kgだからS」「大きいほうが快適そうだからM」という決め方だけではなく、実際の使い方まで想像して選ぶことが大切です。
ダブルドアは通院が多い家庭ほど検討しやすい
キャリーは頻繁に買い替えるものではないので、最初は価格やデザインばかり気にしていました。
でも、実際の使用場面を考えていくと、私にとって重要だったのは「出し入れしやすいか」「持ちやすいか」「家で邪魔になりすぎないか」という部分でした。
正面と天面からアクセスできるダブルドアは、特に通院時の出し入れを重視する人には検討しやすい仕様だと思います。
また、プラスチック製なので、汚れたときに手入れしやすいのもハードキャリーの特徴です。
SとMで迷ったら、まずペットの体を測ってみる
最終的に一番大切なのは、商品ページの「対応体重」だけを見るのではなく、自分の犬や猫のサイズを実際に確認することだと思いました。
SとMは外寸だけでなく内寸にもかなり差があります。
体重が目安内でも、体格によって使いやすいサイズは変わります。
逆に、必要以上に大きなものを選べば、今度はキャリー自体の持ち運びや収納が大変になります。
リッチェルのキャンピングキャリーファインR ダブルドアを検討しているなら、まずSとMの内寸を自宅にある箱や床のスペースなどで再現してみるとイメージしやすいです。
私自身、数字だけを眺めていたときよりも、「このくらいのスペースになる」と実際に確認したほうが、かなり判断しやすくなりました。
なお、電車・バスなどの公共交通機関や航空機で利用する場合は、キャリーのサイズ・形状・重量などについて各事業者が利用条件を設けている場合があります。
「ハードキャリーだからどこでも使える」とは限らないので、利用予定の交通機関の最新ルールは事前に確認しておきましょう。
SとMのどちらが正解というより、「ペットの体格」と「自分の移動スタイル」の両方に無理がないサイズを選ぶことが、比較してみて一番大切だと感じたポイントでした。

