海外旅行のたびに面倒だった充電問題
海外旅行の準備をするとき、毎回地味に悩んでいたのが充電まわりです。
スマートフォン、ワイヤレスイヤホン、モバイルバッテリー、スマートウォッチ。
以前に比べて旅行へ持っていく電子機器が増えたので、変換プラグだけでなくUSB充電器やケーブルも必要になりました。
忘れ物がないように一つずつ確認していると、充電関係の小物だけでポーチがいっぱいになります。
現地のホテルに着いてからも、ベッドの近くに使えるコンセントが一つしかなく、スマートフォンを充電したらモバイルバッテリーを充電できない、ということが何度もありました。
夜のうちに全部充電しておきたいのに、途中で機器を差し替える必要があります。
疲れていると、そのまま寝てしまい、翌朝になってモバイルバッテリーの残量がほとんど増えていないこともありました。
そこで気になったのが、Anker Nano トラベルアダプタ(5-in-1, 20W)です。
Anker製品は充電器やモバイルバッテリーで見かける機会が多く、海外旅行用の変換プラグにもAnker製品があるなら、一度詳しく調べてみようと思ったのがきっかけでした。
Anker Nanoトラベルアダプタを選んだ理由
購入前に特に確認したのは、対応するプラグの種類、USB端子の数、最大出力、サイズと重さです。
Anker Nano トラベルアダプタには、渡航先のコンセントに合わせて切り替えられるプラグが搭載されています。
A・C・Gタイプの主要なプラグを搭載し、公式には200以上の国や地域で使用できると案内されています。
ただし、「200以上の国や地域で使える」という説明だけを見て、すべての場所で必ず使えると思い込むのは避けたほうがよいと感じました。
同じ国でも施設によってコンセントの形状が異なる場合がありますし、地域や設備によって利用条件が異なる可能性もあります。
旅行前には、渡航先のコンセント形状と電圧を個別に確認しておく必要があります。
端子はUSB-Cが2つ、USB-Aが2つあり、さらにAC差込口が1つあります。
最大5台の機器を接続できる構成で、スマートフォンやイヤホンなどをまとめて接続したい人に向いています。
最近はUSB-C対応機器が増えていますが、手持ちの充電ケーブルにはまだUSB-Aのものも残っています。
USB-CだけでなくUSB-Aも使えるので、ケーブルをすべて買い替えなくてもよいところが便利です。
Anker Nanoトラベルアダプタの良い口コミ
Anker公式オンラインストアのレビューでは、コンパクトさや持ち運びやすさを評価する声が見られました。
他社製品と比べて薄く、旅行バッグへ入れやすいという意見があります。
また、海外出張や複数の国へ旅行するときに、アダプターを付け替える手間を減らしやすい点も評価されています。
口コミから整理すると、良い評価は主に次のような内容です。
- コンパクトで旅行バッグへ入れやすい
- 複数の国や地域へ行くときに使いやすい
- USB-CとUSB-Aの両方を使える
- 変換プラグとUSB充電器を一つにまとめやすい
- 見た目がすっきりしている
公式サイトのレビュー件数は、確認時点ではまだ7件と多くありません。
評価は高めですが、発売から時間があまり経っていない製品なので、今後レビューの傾向が変わる可能性もあります。
Anker Nanoトラベルアダプタの悪い口コミ
公式レビューには、明確な低評価コメントが多く掲載されているわけではありません。
そのため、「重くて使えない」「充電が遅い」といった悪い口コミを、確認できていない状態で断定することはできません。
一方、製品仕様から購入前に気になりやすい点はあります。
特に注意したいのが、複数のUSBポートを使用した場合の合計出力です。
USB-C1を単独で使う場合は最大20Wですが、USBポートを2つ以上使用した場合は合計最大15Wになります。
また、本体重量は約128gです。
単純な変換プラグと比べると重く感じる可能性があります。
悪い口コミとして出やすい可能性がある点を整理すると、次のようになります。
- 複数のUSBポートを使うと合計最大15Wになる
- ノートパソコンのUSB充電には出力が足りない場合がある
- 単純な変換プラグより重い
- 変圧器としては使えない
- 高出力家電を何でも接続できるわけではない
現時点ではレビュー件数が少ないため、実際の不満点というより、仕様から考えられる注意点として確認しておくのが適切です。
口コミからわかる注意点
口コミではコンパクトさや持ち運びやすさが評価されていますが、コンパクトだから高出力というわけではありません。
この製品は、スマートフォン、イヤホン、スマートウォッチ、モバイルバッテリーなど、小型機器の充電をまとめたい人向けです。
複数のスマートフォンやタブレットを短時間で急速充電したい場合は、合計最大15Wでは物足りなく感じる可能性があります。
また、レビューの中にはパソコンやスマートフォンを使えたという内容もありますが、すべてのパソコンや家電が使えることを保証するものではありません。
接続する機器の対応電圧、消費電力、必要なUSB出力を個別に確認する必要があります。
サイズと持ち運びやすさ
Anker Nano トラベルアダプタのサイズは、プラグ部分を除いて約86×51×31mmです。
重さは約128gです。
トラベルアダプタは、プラグ部分が飛び出していたり、角張っていたりして、収納ポーチの中で意外とかさばる製品もあります。
その点、この製品はスライド式のプラグ構造を採用しており、使用しないプラグを本体へ収納できます。
単純な変換プラグだけと比べれば重さはあります。
ただ、変換プラグとUSB充電器の役割を一つにまとめられると考えると、旅行用として納得しやすい重さかどうかを判断しやすくなります。
以前は変換プラグとUSB充電器を別々に持っていたため、ポーチの中で小物同士がぶつかり、必要なものを取り出すのにも手間取っていました。
この製品を使えば、充電用ポーチの中身を整理しやすくなりそうです。
空港やホテルで荷物を広げたときも、「変換プラグはどこに入れたかな」と探す時間を減らしやすいと思います。
楽天で「Anker Nano トラベルアダプタ 5-in-1 20W」を見る
ホテルのコンセント一つで複数機器をまとめやすい
旅行先のホテルで便利そうだと感じたのは、使えるコンセントが一つしかない場面です。
壁のコンセントに本体を差し、USB-Cにはスマートフォン、もう一つのUSB-Cにはモバイルバッテリー、USB-Aにはスマートウォッチやイヤホンの充電ケーブルを接続できます。
複数の機器を一か所にまとめられるので、部屋のあちこちに充電器を置かずに済みます。
朝の出発前にも、充電中の機器を一か所確認すればよくなります。
ホテルを出た後に「ベッド脇のコンセントに充電器を忘れたかもしれない」と不安になることを減らしやすいのもメリットです。
家族や同行者と旅行するときにも使いやすいと思います。
それぞれが充電器をコンセントに差そうとすると、限られた差込口の取り合いになりがちです。
このアダプタに複数のUSBケーブルを集約すれば、「先に充電していい?」という小さなやり取りを減らせます。
ただし、5台の機器を接続できることと、すべての機器を最大速度で充電できることは別です。
USB-C1を一つだけ使う場合は最大20Wに対応しますが、USBポートを2つ以上使うと合計出力は最大15Wになります。
そのため、スマートフォンをできるだけ速く充電したいときはUSB-C1を単独で使い、就寝中にイヤホンやスマートウォッチなどを充電するときは複数ポートを使うなど、用途によって使い分ける必要があります。
20W出力はスマホ中心なら使いやすい
最大20Wという出力は、スマートフォンや小型機器を中心に使う人には扱いやすい仕様です。
観光からホテルへ戻り、スマートフォンの電池が減っているときに、対応するUSB-Cケーブルで充電できます。
ただし、最大20WになるのはUSB-C1を単独で使用した場合です。
USB-C2の単ポート出力は最大15W、USB-A1とUSB-A2の単ポート出力はそれぞれ最大12Wです。
一方で、高出力を必要とするノートパソコンまで、このアダプタのUSB端子だけで快適に充電できると期待するのはおすすめできません。
パソコンの機種によって必要な電力は異なりますが、一般的なノートパソコンでは20Wを超える出力が必要になる場合があります。
仕事用のパソコンを海外へ持っていく場合は、パソコン付属のACアダプタや、必要な出力に対応した充電器を別途用意したほうが安心です。
Anker Nano トラベルアダプタは、スマートフォン、イヤホン、スマートウォッチ、モバイルバッテリーなど、旅行中に使う小型機器をまとめる製品として考えると、役割が分かりやすいと思います。
購入前に必ず知っておきたい「変圧器ではない」という点
この製品を使ううえで、最も注意したいのが、コンセントの形を変える変換プラグであり、電圧を変える変圧器ではないことです。
プラグの形が合っていても、接続する電気製品が渡航先の電圧に対応していなければ、使用できない場合があります。
Anker公式では、使用する機器が100~240Vに対応していることを確認するよう案内しています。
スマートフォン用充電器などには、「INPUT 100-240V」と記載された製品が多くあります。
このような機器は幅広い電圧に対応していますが、すべての家電が同じではありません。
特にドライヤー、ヘアアイロン、電気シェーバーなどは、製品によって対応電圧が異なります。
日本国内の100V専用製品を、電圧の異なる国でそのまま使用すると、故障や事故につながるおそれがあります。
旅行前に、持っていく充電器や家電のラベルを一つずつ確認する必要があります。
文字が小さくて読みづらい場合は、スマートフォンで撮影して拡大すると確認しやすいです。
渡航先の電圧、コンセント形状、使用する機器の入力電圧。
この三つを確認してから使うことが大切です。
良かった点と気になった点
良いと感じたのは、変換プラグとUSB充電器を一つにまとめられることです。
USB-CとUSB-Aの両方を使えるので、少し古いケーブルを含めて手持ちの充電環境を活用できます。
ホテルのコンセントが少ないときに、複数の小型機器をまとめて接続できる点も便利です。
また、Anker製品でそろえたい人にとっては、ブランドを統一できることも選ぶ理由になると思います。
一方、気になるのは、複数のUSBポートを使った場合の合計出力が最大15Wになることです。
「最大20W」という数字だけを見て、何台つないでも各機器を20Wで充電できると思って購入すると、想像との差が出てしまいます。
ノートパソコンをUSB-Cから高出力で充電したい人や、複数のスマートフォンを短時間で急速充電したい人には、より高出力なトラベルアダプタやUSB充電器のほうが合う可能性があります。
また、コンセント形状を変換できても、電圧は変換できません。
海外対応ではない家電を持っていく場合は、変圧器が必要かどうかを別途判断する必要があります。
AC差込口は最大8Aまで対応しています。
接続機器が8Aを超える場合は、充電できなかったり、動作が不安定になったりする可能性があるため注意が必要です。
楽天で「Anker Nano トラベルアダプタ 5-in-1 20W」を見る
Anker Nanoトラベルアダプタはどんな人におすすめ?
Anker Nano トラベルアダプタは、海外旅行や短期出張で、スマートフォンを中心とした小型機器をまとめて充電したい人に向いています。
スマートフォン、イヤホン、スマートウォッチ、モバイルバッテリーなどを持ち歩き、できるだけ充電器の数を減らしたい人とは相性がよいと思います。
一方、ノートパソコンをUSB-Cから高速充電したい人や、ドライヤーなどの高出力家電を使いたい人は、これ一台ですべてを解決しようとしないほうがよいでしょう。
用途に合った充電器や、必要に応じて変圧器を用意する必要があります。
購入前に確認したいポイントは、次の5つです。
- 渡航先のコンセント形状に対応しているか
- 持っていく機器が100~240Vに対応しているか
- USB-C1単ポート最大20Wで足りるか
- 複数USBポート使用時の合計最大15Wで足りるか
- 約128gの本体重量を許容できるか
この条件が自分の旅行スタイルに合っていれば、充電まわりの荷物と手間を減らしやすい製品です。
まとめ
Anker Nano トラベルアダプタ(5-in-1, 20W)は、海外旅行前の充電用品をまとめたい人に向いた製品です。
変換プラグと複数のUSB充電器を別々に用意する必要を減らし、ホテルでも一か所に機器をまとめやすくなります。
特に、スマートフォンやイヤホンなどの小型機器を中心に持ち歩く旅行では、AC差込口1つ、USB-Cポート2つ、USB-Aポート2つの構成が役立ちます。
口コミでも、コンパクトさや持ち運びやすさ、海外旅行や出張での使いやすさが評価されています。
一方で、本製品は変圧器ではありません。
また、最大20WになるのはUSB-C1を単独で使用するときで、USBポートを複数使用した場合の合計出力は最大15Wです。
接続する機器の対応電圧、必要な出力、AC機器の消費電流は、購入前に必ず確認したいところです。
「海外旅行の充電用品を少しでも減らしたい」「Anker製品で旅行用アダプタをそろえたい」という人は、対応する国や地域、必要な出力を確認したうえで検討すると、購入後のミスマッチを防ぎやすいと思います。

