在宅勤務が増えてから、意外と気になるようになったのがキーボードとマウスの音でした。
仕事をしている本人にとっては普通のタイピング音でも、家族が同じ部屋にいると「カタカタ」「カチカチ」という音が思った以上に響きます。
特に夜や早朝に作業するときは、なるべく周囲を気にせず使えるものが欲しくなります。
そこで候補に上がりやすいのが、ロジクールのワイヤレスキーボード・マウスセット「MK295」と「MK470」です。
どちらもキーボードとマウスがセットになっていて、USBレシーバーを使ってワイヤレス接続できるモデル。
ただ、見た目はかなり違います。
MK295は、いわゆる昔から使い慣れたフルサイズキーボードに近いデザイン。
一方のMK470は、かなり薄く、デスクの上をすっきり見せやすいスリムタイプです。
最初は「静かな方を選べばいいかな」と思いがちなのですが、比較してみると、サイズやキーの感覚、机の使い方まで含めて選んだほうが失敗しにくいと感じます。
MK295とMK470の大きな違いはサイズ
まず大きな違いが、本体サイズです。
MK295のキーボードは幅441mm、奥行149mm、高さ18mm。
108キーの日本語レイアウトで、テンキーもしっかり付いたフルサイズです。
対してMK470は幅374mm、奥行144mm、高さ21mm。
幅だけを見ると約67mmコンパクトです。
数字では6~7cm程度ですが、実際のデスクを想像すると、この差は意外と大きく感じます。
ノートPCの横にキーボードを置いたり、キーボードの隣に資料や飲み物を置いたりするなら、MK470の省スペース性はかなり魅力的です。
逆に、これまで一般的なデスクトップPC用キーボードを使ってきた人なら、MK295のほうが違和感なく移行しやすそうです。
特に仕事でExcelや会計ソフトなどを使って数字を入力する機会が多い人にとって、テンキー付きなのはどちらも安心材料です。
MK295とMK470の静音性の違い
次に気になるのが静音性。
MK295はロジクール独自のSilentTouchテクノロジーを採用しており、メーカーはMK270・MK275と比べて操作音を90%削減したとしています。
付属マウスも静音仕様です。
ここで注意したいのは、「静音=無音」ではないこと。
キーを押す感触や机への振動まで完全になくなるわけではありません。
それでも、一般的なキーボードのカチャカチャした音が気になっていた人なら、選ぶ理由になりやすいポイントです。
家族がテレビを見ている横で仕事をしたり、子どもが寝た後にPCを使ったりする家庭では、この「音を少しでも抑えられる」というメリットは魅力になりそうです。
MK470も静音性を意識したモデルです。
こちらはロープロファイルの静音キーを採用し、付属マウスは従来モデルと比べてクリック音を90%削減した静音クリック仕様です。
キーボード自体が薄いため、見た目にもノートPCのキーボードに近い印象があります。
つまり、静音性を重視しつつ、昔ながらのフルサイズキーボードに近い感覚を求めるならMK295。
一方で、静かさだけでなく薄さやデスクの見た目まで重視するならMK470が候補になります。
接続方式はどちらもUSBレシーバー
個人的に比較するときに一番見落としたくないと思ったのが、接続方式です。
MK295もMK470も、基本的には付属の2.4GHz USBレシーバーをパソコンに差して使います。
Bluetoothキーボードのように、パソコンやタブレット、スマートフォンをボタン一つで次々切り替えて使うタイプではありません。
ここは購入前にかなり重要です。
最近の薄型ノートPCではUSB Type-A端子自体が少ない、あるいは搭載されていない機種もあります。
その場合は、手元のPCでレシーバーを使えるか確認しておいたほうが安心です。
「ワイヤレスだからどんな端末にもそのままつながる」と思って購入すると、ここで想定と違ったということになりかねません。
電池持ちはMK295もMK470も長め
電池持ちは、どちらも頻繁な交換を気にしなくてよさそうです。
MK295はキーボードが最大36カ月、付属マウスが最大18カ月。
MK470もキーボードが最長36カ月、マウスが最長18カ月とされています。
もちろん実際の電池寿命は使用環境によって変わりますが、毎日の在宅勤務で使う道具として、充電ケーブルを頻繁につなぐ必要がないのは便利です。
良い口コミ
MK295の口コミでは、キーボードとマウスの操作音が静かになったことを評価する声が見られます。
一般的なフルサイズキーボードに近いキー配列なので、仕事用として移行しやすいと感じている人もいます。
また、キーボードと静音マウスをセットで揃えられる点も評価されています。
MK470では、薄型でデスクをすっきり見せやすいことや、タイピングの感覚が滑らかだと感じる声があります。
見た目のすっきり感まで重視するなら、MK470のほうが好みに合いやすそうです。
悪い口コミ
一方で、MK295は幅441mmあるため、コンパクトなキーボードを求めている人からすると大きく感じる可能性があります。
口コミでも、本体サイズや持ち運びには向きにくいと感じている声があります。
また、静音性については評価されていても、キータッチの感触については好みが分かれます。
MK470も同様で、薄型だから誰にとっても打ちやすいというわけではありません。
一般的なデスクトップ用キーボードの深めのストロークに慣れている人では、薄型キーに違和感を覚える可能性があります。
口コミからわかる注意点
口コミを見ても、MK295とMK470は「どちらが上か」というより、普段どのタイプのキーボードを使っているかによって評価が変わりやすい製品です。
デスクトップPC用の一般的なキーボードに慣れているならMK295。
ノートPCのような薄型キーボードに慣れているならMK470のほうが自然に感じる可能性があります。
静音性だけで決めるのではなく、キーの高さやストローク、本体幅まで確認して選ぶことが大切です。
また、どちらもBluetooth接続を前提にしたモデルではないため、USBレシーバーを使える環境かどうかも購入前に確認しておきたいポイントです。
MK295がおすすめなのはこんな人
そして、最終的にどちらを選ぶか。
MK295が向いているのは、「今使っている普通のキーボードから、なるべく違和感なく静音モデルへ替えたい人」だと思います。
フルサイズで108キーの日本語配列。
テンキーがあり、8度の角度調節も可能です。
文章入力だけでなく数字入力も多い仕事なら、実用性を重視した選び方ができます。
また、価格を抑えながらキーボードとマウスを一緒に交換したい人にも候補にしやすいモデルです。
MK470がおすすめなのはこんな人
反対にMK470が向いているのは、「机を広く使いたい」「薄型のデザインが好き」「仕事道具も生活空間になじませたい」という人。
幅374mmなので、テンキー付きのキーボードとしてはデスクを圧迫しにくく、在宅勤務用の小さな机にも合わせやすいサイズです。
カラーもグラファイト、オフホワイト、ローズがあり、いかにも事務用品という雰囲気を避けたい人には魅力があります。
ただし、薄型なら誰にとっても打ちやすい、というわけではありません。
深めのキーストロークに慣れている人と、ノートPCのような薄いキーに慣れている人では好みが分かれます。
そのため選び方をシンプルにすると、
静音性と実用性を重視し、慣れたフルサイズで使いたいならMK295。
省スペース性と薄型デザインを重視するならMK470。
この考え方が一番わかりやすいと思います。
MK295とMK470の違いまとめ
在宅勤務用のキーボードは、スペック表だけを見ると似た製品が多く、何を基準に選べばいいのか迷います。
でも毎日触る道具だからこそ、数センチのサイズ差やキーの高さ、クリック音の違いが、仕事中の使いやすさにじわじわ影響してきます。
MK295とMK470は、どちらが絶対的に上という関係ではありません。
広めのフルサイズと静音性を手頃に取り入れたいならMK295。
デスクをすっきりさせながら、薄型・静音のキーボードとマウスをまとめて揃えたいならMK470。
この違いを押さえておけば、自分の作業環境に合ったほうをかなり選びやすくなるはずです。

