夕方になると毎日のように悩んでいたのが、「今日の夕飯、何を作ろう」ということでした。
メニューを決めるだけならまだいいのですが、仕事や家事を終えてから、炒め物のフライパンを見ながら火加減を調整したり、煮物が焦げないように途中で混ぜたりするのが地味に大変。
料理そのものが嫌いというわけではないのに、夕方の忙しい時間にキッチンから離れにくいことが負担になっていました。
そんなときにネットで見つけたのが、アイリスオーヤマの「シェフドラム」です。
最初に気になったのは、内なべが回転して食材をかき混ぜながら調理するという仕組み。
「材料を入れてメニューを設定したら、その後の加熱やかき混ぜを任せやすい」というのはかなり魅力的でした。
ただ、購入前にはかなり迷いました。
写真で見るとそれなりに存在感がありますし、「実際に置いたら大きいのでは?」「重くて出し入れが面倒にならない?」「便利でも洗う部品が多ければ結局使わなくなるのでは?」と、口コミを調べながら何度も考えました。
特に自動調理家電は、買った直後だけ使って、そのうち棚の奥に入ってしまうのが一番もったいないと思っていたからです。
シェフドラムの良い口コミ
シェフドラムの口コミを確認すると、特に目立つのが「調理を任せている間に別のことができる」という声です。
炒め物を任せている間にもう一品作ったり、洗い物を進めたりできるという口コミもあり、自動でかき混ぜながら加熱する仕組みに便利さを感じている人がいます。
また、チャーハンや炒め物、煮込み料理、揚げ物など、いろいろな料理を試している人も見られます。
毎日の料理をすべて自動化するというより、「コンロの前に立っている時間を減らすための調理家電」として使っている人とは相性がよさそうです。
シェフドラムの悪い口コミ
一方で、どんな料理でも材料を入れるだけで理想どおりに仕上がるとは限りません。
口コミでは、薄切り肉を炒めると固まりやすかったという声や、冷凍食品の揚げ物で最初はうまく仕上がらず、調理方法を工夫したという声もありました。
自動調理だからといって、料理ごとの特徴をまったく考えなくてよいわけではなさそうです。
最初のうちは公式レシピを参考にしながら、食材の量や入れ方、調理方法を確認したほうが使いやすいでしょう。
また、本体は小型家電とはいえないサイズと重量があるため、置き場所を確保できない家庭では使いにくさを感じる可能性があります。
口コミからわかる注意点
口コミを見ていて感じるのは、「完全放置で何でも理想どおりに作れる家電」と考えるより、「加熱やかき混ぜの一部を任せられる家電」と考えたほうが実際の使い方に近いということです。
食材を切ったり、調味料を量ったりする下準備は必要です。
料理によっては、食材の入れ方や調理方法を少し調整したほうがよい場合もあります。
一方で、調理中にもう一品作ったり、別の家事を進めたりできる点を評価する口コミはありました。
シェフドラムが向いているかどうかは、「料理時間そのものを何分減らせるか」よりも、「加熱中に自分の手を空けたいか」で考えると判断しやすいと思います。
シェフドラムのサイズは大きい?
実際にシェフドラムを置くことを想定して最初に確認したのが、本体サイズでした。
現在アイリスオーヤマ公式サイトに掲載されているDAC-IB2-Cは、幅約37cm、奥行約27.9cm、高さ約34.3cm。
コンパクトな炊飯器というより、ある程度スペースを確保して置く調理家電という印象です。
そのため、「届いてから置き場所を考えよう」ではなく、購入前にキッチンの設置スペースを測っておくのがおすすめです。
また、本体重量も軽い調理家電ではありません。
DAC-IB2-Cは約6.6kgなので、毎回棚から出して使い、終わったら収納するという使い方より、できれば定位置を決めておいたほうがラクだと感じました。
逆に、置き場所さえ確保できれば、使うときのハードルはぐっと下がります。
自動でかき混ぜてくれるのがシェフドラムの特徴
私がシェフドラムに魅力を感じた一番のポイントは、やはり「自動でかき混ぜながら加熱してくれること」です。
普通の鍋なら、煮込み料理の途中で様子を見たり、炒め物ならフライパンの前に立って混ぜ続けたりします。
その「途中で手をかける時間」を減らしやすいのが、この商品の面白いところだと思いました。
例えば、肉じゃがのような煮物やカレー系のメニューなら、材料を切ったり調味料を準備したりする作業はもちろん必要です。
でも、調理が始まったあとにずっと鍋の前にいる必要がないだけで、夕方の動き方がかなり変わります。
その間に洗濯物を片付けたり、お風呂の準備をしたり、翌日の持ち物を確認したりできる。
料理そのものの時間が必ず短くなるというより、「調理中に自分の手が空く時間を作りやすい」という感覚のほうが近いです。
シェフドラムのお手入れは大変?
使う前に意外と気になっていたのが、お手入れでした。
便利な調理家電でも、細かいパーツを毎回いくつも取り外して洗うとなると、使うこと自体がおっくうになってしまいます。
シェフドラムの場合、公式サイトでは、お手入れする主なパーツは2つと案内されています。
このシンプルさは、日常的に使う家電としてかなり重要だと思いました。
もちろん、料理によって油汚れや調味料が付くため洗い物がゼロになるわけではありません。
それでも、フライパン、鍋、菜箸などをいくつも使う料理と比べると、調理器具をまとめやすいのは助かります。
「完全自動」ではなく見張り役を任せる感覚
もう一つ感じたのは、シェフドラムは「完全に何もしなくていい魔法の鍋」と考えるより、「火にかけてからの見張り役を任せられる家電」と考えると満足しやすいということです。
食材を切る、調味料を量る、メニューに合わせて準備する、といった作業は必要です。
また、料理によって仕上がりの好みもありますから、最初の数回はレシピ通りに作ってみて、そこから自分の家の味に調整していくのがよさそうです。
それでも、炒め物や煮込み料理を作るたびにコンロの前に付きっきりだった頃を考えると、「調理をスタートしたら別の家事へ移れる」というのは大きなメリットでした。
特に助かりそうだと感じたのが、夕飯のおかずを作りながらもう一品用意したいときです。
シェフドラムに一品を任せ、その間に汁物やサラダを作る。
あるいはシェフドラムでメイン料理を作っている間にキッチンを片付ける。
こういう使い方なら、「全部を自動化する」のではなく、自分の作業を一つ減らすための調理家電として取り入れやすいと思います。
購入前に型番と置き場所を確認
一方で、購入前に確認しておきたい点もあります。
まずは先ほど触れた本体サイズと重さ。
キッチンが狭い場合は特に、置き場所を測ってから選んだほうが安心です。
そしてシェフドラムには複数の型番があり、DAC-IB2-Cのほか、2022年モデルとしてDAC-IA2-HやKDAC-IA2-Tもあります。
モデルによって重量や掲載レシピ数、内なべの仕様などに違いがあるため、ネットショップで価格だけを見て決めるのではなく、商品ページに書かれている型番まで確認したほうがよいでしょう。
また、予約調理や保温なども、すべての料理で同じように利用できるわけではありません。
公式サイトでも、予約できない自動メニューがあることが案内されています。
「この料理も予約できるはず」と思い込まず、自分がよく作りたいメニューが対応しているか確認しておくと、購入後のギャップを減らせます。
シェフドラムはどんな人に向いている?
シェフドラムを検討してみて感じたのは、自動調理鍋を選ぶときは「何分短縮できるか」だけで判断しないほうがいいということでした。
料理には材料を切る時間もありますし、調理後には食器や内なべを洗う時間もあります。
そのため、誰が使っても必ず同じだけ時短になるとは言えません。
それよりも、「加熱中にコンロの前から離れやすい」「混ぜる作業を任せられる」「夕方に同時進行できることが増える」という部分に価値を感じる人に向いている家電だと思います。
仕事から帰って夕飯を作る人、子どもの世話をしながらキッチンに立つ人、毎日の煮込み料理や炒め物を少しラクにしたい人には、検討する価値がありそうです。
反対に、キッチンの収納スペースがかなり限られている人や、調理家電を毎回収納したい人は、サイズと重量をしっかり確認してから決めるのがおすすめです。
「料理を全部やってくれる家電」ではありません。
でも、毎日の料理の中にある「ずっと見ていなければならない」「途中で何度も混ぜなければならない」という小さな負担を、一つ引き受けてもらう。
シェフドラムは、そんな使い方をすると便利さを実感しやすい調理家電だと思いました。
夕飯作りそのものをなくすことはできなくても、キッチンに立ち続ける時間を少し減らし、その間に別の家事を済ませたり、ほんの少し自分の時間を作ったりする。
毎日のことだからこそ、その小さな余裕が積み重なると、思っている以上に助けになるかもしれません。

