夕方になると「今日の夕飯、何にしよう」と考えるのが地味に負担でした。
仕事や用事を終えて帰ってきて、そこから食材を切って、鍋の前に立って、焦げないように混ぜながら煮込む。
料理そのものが嫌いなわけではないのですが、毎日となると、どうしても面倒に感じる日があります。
そんなときに気になったのが、ティファールの「ラクラ・クッカー プロ 自動調理鍋 CY3811J0」でした。
電気圧力鍋はいろいろありますが、この機種で特に目を引いたのが「かきまぜパドル」です。
鍋底から食材を混ぜる仕組みが付いていて、煮込みだけでなく炒め物や麺類などにも対応しています。
ただ、購入前には「本当にわが家で使いやすいのか」「思ったより大きくないか」「洗うのが面倒ではないか」という点が気になりました。
そこで、公式情報や購入者の口コミをもとに、容量、自動調理、予約、お手入れ、本体サイズなどを確認しました。
良いところだけでなく、購入前に知っておきたい点も見ていきます。
ラクラ・クッカー プロの容量は3Lで2〜4人分
まず確認しておきたいのが容量です。
ラクラ・クッカー プロ CY3811J0は、容量3.0Lで、メーカーでは2〜4人分の調理を想定しています。
大容量タイプというより、夫婦2人から少人数の家庭で日常的に使いやすいサイズと考えたほうがよさそうです。
わが家のように、一度に大量の作り置きをするより「今日と明日の分くらいを作りたい」という使い方なら、候補にしやすいと思います。
反対に、5〜6人家族のメイン調理を毎回これ一台で済ませたい人や、一度にたっぷり作り置きしたい人は、3Lという容量を確認してから選んだほうがよさそうです。
購入者口コミでも、「以前使っていた電気圧力鍋より外観は大きいのに容量は少なくなった」と感じた人がいました。
一方で、大人2人で使う分には許容範囲だったという感想もあります。
かきまぜパドルで自動調理の幅が広い
この商品の大きな特徴が、自動で動く「かきまぜパドル」です。
圧力調理、蒸す、無水調理、マッシュ、ごはん、カレー、肉じゃが、炒め、煮る、ベイク、おみそ汁、めん類、煮つめ仕上げという13種類の調理モードがあります。
このうち8種類が、かきまぜ調理に対応しています。
普通の電気圧力鍋では、「煮込むところまでは任せられても、途中で混ぜたい料理は自分で作業する」という場面もあります。
その点、鍋の中でパドルが動いてくれるのは、調理中に鍋の前にいる時間を減らしたい人には便利そうです。
カレーや煮込み料理だけではなく、焼きそばや炒め物、おみそ汁、麺類まで候補に入ってくるので、「圧力鍋を買ったのに角煮とカレーしか作っていない」という状態を避けやすいのも魅力です。
予約調理は最大12時間だが圧力調理のみ
予約調理についても確認しました。
CY3811J0にはスマート予約調理プログラムがあり、最大12時間まで予約できます。
ただし、予約調理に対応するのは圧力調理です。
すべてのモードを好きな時刻に予約できるわけではありません。
ここは購入前に知っておきたいポイントです。
「朝に食材をセットして、帰宅時間に合わせて夕飯を準備したい」という使い方には便利ですが、すべてのレシピが予約対象ではないため、普段作りたい料理との相性は確認したほうがよいでしょう。
また、「電気圧力鍋=調理にかかる時間が必ず短くなる」と考えないほうがよさそうです。
圧力調理では、設定された調理時間とは別に、加熱して圧力を上げる時間や圧力を下げる時間などが必要になる場合があります。
食材の量やメニューによって、調理開始から完成までの時間は変わります。
そのため、「料理時間が必ず半分になる家電」というより、「鍋のそばに付きっきりになる時間を減らしやすい家電」と考えるほうが実際の使い方をイメージしやすいと思います。
この違いは意外と大きいです。
キッチンから離れられる時間ができれば、その間に洗濯物を片づけたり、お風呂の準備をしたり、少し休憩したりできます。
内鍋は食洗機対応でスチーム洗浄機能もある
もうひとつ気になっていたのがお手入れです。
内鍋はセラミックコーティング仕様で、食洗機にも対応しています。
ふた裏はステンレス製で、パーツを抑えた設計になっています。
さらに、鍋やふた、パッキングなどに付いた料理のにおいを蒸気で除去するスチーム洗浄機能も搭載されています。
カレーや煮込み料理を作ることを考えると、においが気になるときにスチーム洗浄を使えるのは便利そうです。
一方で、かきまぜパドルがあるため、一般的な炊飯器や電気圧力鍋とは内鍋の形状が少し異なります。
購入者口コミでは、炊飯時に内鍋中央のパドル用の軸や突起があり、「しゃもじでご飯を混ぜにくい」「その部分にご飯が付きやすい」と感じた人もいました。
炊飯器としても積極的に使う予定なら、この点は知っておいたほうがよさそうです。
本体サイズは約31×32.6×27.4cmで重量約5.3kg
本体サイズは約幅310×奥行326×高さ274mmで、重量は約5.3kgです。
数字だけを見ると極端に巨大ではありませんが、炊飯器の横に追加で置こうとすると、それなりのスペースが必要です。
購入前に幅だけでなく、奥行326mmまで含めて置き場所を測っておくと安心です。
重さも約5.3kgあるので、毎日棚から出して使い終わったら収納するより、ある程度定位置を決めて使うほうが現実的でしょう。
付属品は蒸し台、炊飯用カップ、レシピブックです。
公式情報では65レシピのレシピブックが付属しています。
消費電力は800W、最大圧力は70kPaです。
良い口コミ
購入者の口コミでは、かきまぜ機能の便利さを評価する声が見られます。
実際に「思ったよりもしっかりかき混ぜてくれる」と感じた購入者もいました。
野菜や肉がやわらかく仕上がったという口コミや、角煮、肉じゃが、カレーなどの圧力調理を評価する声もあります。
炒める工程や煮込み中のかきまぜを任せられる点は、普通の電気圧力鍋との違いを感じやすい部分といえそうです。
圧力調理だけでなく、焼きそばなどの炒め物や麺類まで対応しているため、一台を幅広く使いたい人にとっては選択肢になりやすいでしょう。
悪い口コミ
一方で、気になる口コミもあります。
「以前使っていた電気圧力鍋より外観は大きいのに容量が少なくなった」と感じた人がいました。
炊飯では、内鍋中央にあるパドル用の軸や突起によって、ご飯を混ぜにくいと感じる人もいます。
また、「出来上がりの音が小さく感じる」「付属レシピをもっと増やしてほしい」という意見もありました。
別の購入者からは、ゴムパッキンを戻しにくい、パドルを取り外しにくいと感じたという口コミも出ています。
使いやすさや手入れのしやすさについては、一般的な電気圧力鍋とは少し異なる構造であることを理解して選んだほうがよさそうです。
口コミからわかる注意点
口コミから特に確認しておきたいのは、容量、炊飯時の使い勝手、手入れ、搭載されている調理モードです。
まず、メーカーが想定しているのは2〜4人分の3Lサイズなので、大人数の家庭や大量の作り置きを中心に考えている場合は容量不足を感じる可能性があります。
次に、かきまぜパドルを取り付ける構造があるため、炊飯専用機と同じ使い勝手を期待すると気になる部分が出る可能性があります。
また、内鍋は食洗機に対応していますが、かきまぜパドルやパッキングなどもあるため、「洗う部品がまったくない家電」というわけではありません。
さらに、ラクラ・クッカー プロの調理モードには、低温調理や発酵は含まれていません。
口コミでも低温調理や発酵機能を希望する声があったため、これらの機能を重視する人は購入前に搭載モードを確認しておいたほうがよいでしょう。
予約調理もすべてのモードやレシピに使えるわけではなく、最大12時間のスマート予約調理は圧力調理に対応しています。
「何でも入れておけば好きな時間に自動で完成する」という製品ではないため、自分が普段作る料理と搭載機能が合っているかを確認することが重要です。
ラクラ・クッカー プロが向いている人
ラクラ・クッカー プロ CY3811J0が向いているのは、「何でも完全自動で絶対においしく作ってほしい」という人より、日々の料理で鍋を見張ったり混ぜたりする負担を少し減らしたい人だと思います。
特に2〜4人程度の家庭で、カレーや肉じゃがなどの圧力調理だけでなく、炒め物、麺類、汁物まで一台を幅広く使いたい人には検討しやすい一台です。
逆に、たっぷり作り置きしたい人、低温調理や発酵を重視する人、炊飯をメイン用途にしたい人は、容量や搭載モード、内鍋の形状をよく確認してから決めたほうが後悔しにくいでしょう。
まとめ
特に魅力を感じるのは、「何分短縮できるか」だけではなく、料理中に鍋から離れやすくなることです。
夕食作りそのものをなくすことはできなくても、付きっきりになる時間を減らせれば、平日の家事負担を軽くできる可能性があります。
便利そうだからという理由だけで飛びつくのではなく、3Lという容量、本体サイズ、かきまぜパドル、予約できる調理、お手入れ方法まで確認したうえで、自分の普段の献立に合うかどうかを考えて選ぶことが大切です。
ラクラ・クッカー プロは、圧力調理だけでなく自動かきまぜまで活用したい人にとって、毎日の料理をサポートしてくれる選択肢のひとつになりそうです。

