ロボット掃除機が気になり始めても、購入を迷う人は多いのではないでしょうか。
掃除機をかける時間を減らせたらラクだろうなとは思うものの、「結局、自分でゴミを捨てたりブラシを掃除したりするなら、そこまで変わらないのでは?」という疑問もあります。
特に気になるのが、自動ゴミ収集機能です。
せっかくロボット掃除機を買うなら、本体の小さなダストボックスを毎回取り出してゴミを捨てる作業まで減らしたいところです。
そこで候補に入るのが、ECOVACSの「DEEBOT N30 PLUS」です。
実際に調べてみると、DEEBOT N30 PLUSは10,000Paの吸引力を備え、本体で掃除したゴミをステーションへ自動収集できるタイプです。
しかも、自動ゴミ収集ステーションは紙パック式ではなく、サイクロン方式になっています。
これがDEEBOT N30 PLUSの大きな特徴のひとつです。
紙パック式の場合、ゴミ捨ての回数を減らせる代わりに交換用紙パックを購入する必要があります。
DEEBOT N30 PLUSなら紙パックのストックを用意する必要がないため、「ロボット掃除機を使い続けるための消耗品をなるべく増やしたくない」という人には相性がよさそうです。
DEEBOT N30 PLUSの良い口コミ
楽天市場の購入者口コミでは、紙パック不要の自動ゴミ収集を購入理由として挙げている人や、ゴミ捨てがラクになったという声が見られました。
自動ゴミ収集機能があっても、紙パックを定期的に購入する必要がない点をメリットに感じている人がいます。
また、マッピング機能や吸引力について評価している口コミも確認できます。
掃除機本体のゴミを毎回捨てる手間を減らしたい人にとって、自動ゴミ収集はDEEBOT N30 PLUSを選ぶ大きな理由になりそうです。
DEEBOT N30 PLUSの高さとステーションサイズを確認
ただ、購入前に一番確認しておきたいのは、性能だけでなく「家にちゃんと置けるのか」ということです。
DEEBOT N30 PLUSの本体サイズは約353×350×104mmです。
高さは約10.4cmあります。
ステーションは約358×451×388mmなので、本体だけを見ると比較的コンパクトでも、自動ゴミ収集ステーションまで含めるとある程度の設置スペースが必要になります。
購入前には、ソファやベッドの下も確認しておきたいところです。
ロボット掃除機なら家具の下まで掃除してくれるイメージがありますが、本体の高さが約10.4cmある以上、家具との間に十分な高さがなければ入れません。
「床から家具まで11cmくらいあるから大丈夫」とギリギリで判断するより、少し余裕を持って測っておいたほうがよいでしょう。
実際の購入者口コミでも、ソファ下の高さには余裕があると思っていたものの、想定していた場所へ入らなかったという例がありました。
段差は最大20mm対応でも環境によって変わる
段差についても確認が必要です。
公式情報では、DEEBOT N30 PLUSは最大20mmの障害物を乗り越える性能が案内されています。
とはいえ、「2cmまでなら家中どこでも問題なく通れる」と考えないほうがよさそうです。
段差の形や角度、マットやカーペットの状態などによって走行しやすさは変わる可能性があります。
口コミでも、カーペットなど床の状態によって動作が気になるという声が見られます。
ロボット掃除機を使いやすくするには、掃除機そのものの性能だけでなく、「ロボットが動きやすい床にしておく」ことも大切です。
電源コードや細かな物を床に置いたままだと、ロボット掃除機にとって障害物になる可能性があります。
逆に、「ロボット掃除機を動かすから床に物を置かないようにしよう」と意識することで、床に物を置く習慣を見直すきっかけにもなりそうです。
毎回自分で掃除機を出して、コンセントにつないで、部屋を移動しながら掃除するのとは、使い方そのものが変わります。
TrueMappingとアプリで清掃場所を指定できる
DEEBOT N30 PLUSにはTrueMappingによるマッピング機能があり、ECOVACS HOMEアプリからマップを利用した清掃もできます。
「ロボット掃除機にアプリまで必要なの?」と思う人もいるかもしれません。
ただ、使う場所を指定できるようになると、キッチンやリビングなど、汚れが気になる場所だけ掃除させたいときに便利です。
一方で、アプリやWi-Fiの設定は人によって評価が分かれています。
楽天の口コミではスムーズに設定できたという声がある一方、Wi-Fi接続で手間取ったという声も確認できました。
機械の設定が苦手な人は、購入したその日に箱から出してすぐ完璧に使いこなそうとせず、時間に余裕があるときに初期設定をするほうがよさそうです。
DEEBOT N30 PLUSは水拭きにも対応
そして、意外と気になるのが水拭きです。
DEEBOT N30 PLUSには300mLの水タンクがあり、吸引だけでなく水拭きにも対応しています。
掃除機をかけたあとに、さらにフローリングワイパーをかけるのが面倒という人にとって、吸引と水拭きを一台で行えるのは魅力です。
ただし、ここは上位機種と混同しないほうがよいポイントです。
DEEBOT N30 PLUSには、自動給水・モップ洗浄・モップ乾燥機能はありません。
つまり、水拭きまで完全に放置できるわけではなく、水タンクへの給水やモップのお手入れなどは必要です。
この点を理解せず「水拭きも全部自動」と思って買うと、想像とのギャップが出る可能性があります。
「モップまで一切触りたくない」という人より、「床掃除の大部分をロボット掃除機に任せられれば十分」という人に向いている機種と考えたほうがよさそうです。
ZeroTangle 2.0で髪の毛の絡まりを抑える
特に髪の毛が落ちやすい家庭やペットがいる家庭では、ブラシへの毛の絡まりも気になるところです。
DEEBOT N30 PLUSにはZeroTangle 2.0という絡まり防止技術が採用されています。
公式では、V字型ブラシやコームなどを組み合わせて髪の毛の絡まりを抑える構造が案内されています。
楽天の口コミでも、ブラシへの毛の絡まりが少なく感じたという購入者の声が見られました。
もちろん、「ZeroTangle 2.0があるからブラシ掃除がまったく不要」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。
髪の長さや量、ペットの毛、使用環境によって絡まり方は変わる可能性があるため、定期的な確認は必要です。
DEEBOT N30 PLUSの悪い口コミ
DEEBOT N30 PLUSの口コミを見ると、良い評価だけでなく注意しておきたい声もあります。
特に見られるのが、自動ゴミ収集時や吸引力を強くしたときの音が気になるという口コミです。
そのため、夜遅くや家族が寝ている時間より、外出中や日中に動かす使い方のほうが合う家庭もありそうです。
また、Wi-Fiの接続やアプリの初期設定で手間取ったという声もあります。
家具下についても、本体サイズだけを見ると通れそうでも、実際には入らなかったという口コミがあります。
カーペットや段差など、床の状態によって動作が気になるという声も確認できます。
ロボット掃除機は住宅環境によって使い勝手が変わりやすいため、口コミだけで「自宅でも同じように使える」と判断しないことが大切です。
口コミからわかる注意点
DEEBOT N30 PLUSの口コミから特に確認しておきたいのは、「自動化される部分」と「自分で行う部分」を分けて考えることです。
本体にたまったゴミはステーションへ自動収集できますが、ステーション側のダストボックスのゴミ捨ては必要です。
紙パックは不要ですが、ステーションのダストボックスやフィルターなどを確認する必要があります。
水拭きについても、水タンクへの給水やモップのお手入れは必要です。
自動給水・モップ洗浄・乾燥まで行う上位タイプとは仕組みが異なります。
ZeroTangle 2.0も髪の毛の絡まりを抑えるための機能であり、メインブラシなどの確認や清掃が完全に不要になるわけではありません。
つまり、DEEBOT N30 PLUSは「何もしなくても掃除が終わる家電」というより、「日常的に自分で掃除機を動かす回数を減らす家電」と考えるとイメージしやすいでしょう。
DEEBOT N30 PLUSのお手入れは必要?
DEEBOT N30 PLUSは自動ゴミ収集に対応していますが、まったく手入れをしなくてよいわけではありません。
ステーションのダストボックスやフィルター、メインブラシ、サイドブラシ、モップなど、定期的に確認する部分があります。
一方で、「毎日の床掃除」と「ときどき行うメンテナンス」では、家事としての内容が異なります。
掃除という家事そのものがゼロになるわけではありませんが、自分が直接掃除機を動かす回数を減らせることがDEEBOT N30 PLUSのメリットといえそうです。
DEEBOT N30 PLUSはどんな人に向いている?
DEEBOT N30 PLUSを検討するときは、「これ一台を置けば掃除から完全に解放される」と考えるより、「毎日の床掃除を大きく肩代わりしてくれる家電」と考えるのがよさそうです。
購入前に確認したいのは、本体の高さ約10.4cmで家具下に入れるか、ステーション約358×451×388mmを無理なく置けるか、床にロボットが苦手そうなコードや段差がないかという点です。
そのうえで、自動ゴミ収集、水拭き、マッピング、紙パック不要という特徴に魅力を感じるなら、初めて自動ゴミ収集付きロボット掃除機を選ぶ人にも検討しやすい一台でしょう。
「掃除機くらい自分でかければいい」と考える人もいると思います。
ただ、毎日10分、15分とかかる作業が積み重なることを考えると、その一部を家電に任せるメリットは小さくありません。
床にホコリや髪の毛を見つけるたびに掃除機を出すのではなく、ロボット掃除機へ任せられる範囲を増やすことで、床掃除にかける時間を減らせる可能性があります。
万能ではないからこそ、自宅の間取りや家具との相性を確認して選ぶことが大切です。
その条件が合えば、DEEBOT N30 PLUSは、毎日の掃除を「自分で全部やる家事」から「機械に任せながら整える家事」へ変えてくれる選択肢になりそうです。

