お月見に読みたい、うさぎが登場する絵本ってどんな物語?
結論から言うと、
『14ひきのおつきみ』『おつきみうさぎ』『つきのぼうや』などが特に人気の絵本で、
どれも月やうさぎにまつわる心あたたまるお話や幻想的な物語が楽しめます。
・お月見にぴったりな絵本を探している
・うさぎが出てくる絵本のあらすじや読み聞かせのポイントが知りたい
・お月見の由来や月のうさぎ伝説も子どもに伝えたい
そんな方に向けて、この記事では
お月見に読みたいおすすめのうさぎ絵本とそのあらすじ・魅力をわかりやすく紹介します。
お月見にぴったり!うさぎが登場する絵本とそのあらすじは?
お月見の季節にぴったりなのが、うさぎが登場する絵本です。
うさぎは古くから月と関わりの深い動物として親しまれており、
日本の昔ばなしやファンタジーにもよく登場します。
ここでは、お月見をもっと楽しくしてくれる絵本とあらすじを紹介します。
『14ひきのおつきみ』|作・絵:いわむらかずお

14ひきのねずみたちが家族でお月見の準備をする、心温まる物語です。
森の中でススキを刈ったり、団子を作ったりといった秋らしい風景が広がり、
自然の豊かさや家族の絆が丁寧に描かれています。
文章が短く絵が細やかなので、年少さんから小学生まで楽しめます。
『おつきみうさぎ』|文:中川ひろたか/絵:村上康成

秋の野原で遊ぶ子どもたちの前に、ふわりと現れた白いうさぎ。
いっしょにすすきを集め、おだんごをつくって、楽しいひとときを過ごします。
やがて月が昇る頃、うさぎはそっと空へ帰っていきます。
秋の夜のやさしさや、お月見の空気感を感じられる、心あたたまる絵本です。
行事の導入や、寝る前の読み聞かせにもおすすめの一冊です。
感動や優しさにふれる!お月見うさぎ絵本の物語まとめ
うさぎが登場する絵本は、やさしさやぬくもりが感じられる作品が多くあります。
特にお月見の時期に読むことで、季節感や行事の意味を自然に伝えられるのが魅力です。
『つきのぼうや』|作・イブ・スパング・オルセン

月の王さまに頼まれた“つきのぼうや”が地上へと旅に出る物語。
いろんな人に出会いながら、お使いの意味や人の気持ちを学んでいく姿は、
やさしい哲学絵本のような深みがあります。
北欧らしい幻想的な世界観と、月へのあこがれを感じる名作です。
読み聞かせにぴったりな理由
お月見絵本は、夜に読むことで月のイメージが子どもの心に残りやすく、
親子での会話も自然と広がります。
**“今日は満月だね” “この前読んだうさぎの絵本みたい”**と、
実際の空と絵本がつながることで、子どもにとって豊かな体験になります。
月と伝説を描く!お月見うさぎの話や昔ばなし風絵本も紹介
お月見といえば、日本の昔話や民話にもたくさんのうさぎが登場します。
月にうさぎがいるとされる由来は、**インドの「ジャータカ物語」**が起源ともいわれています。
ここでは、そんな昔ばなし風の絵本や伝承をもとにした作品を紹介します。
『おつきみどろぼう』|作:ねぎしれいこ/絵:花之内雅吉
昔から名古屋や岐阜などに伝わる風習「お月見どろぼう」をテーマにしたお話です。
お月見の夜、子どもたちが近所の家をまわってお菓子をもらうという、日本版ハロウィンのような行事が描かれています。
物語では、子どもに化けた動物たちが次々とおばあさんの家にやってきて、団子やお菓子をもらっていきます。
そして最後、おばあさんが見上げた空には、まんまるお月さま。
ほのぼのとしたやりとりがユーモアたっぷりに描かれ、行事を通じた地域のつながりや思いやりが感じられる一冊です。
3歳〜5歳くらいの子にぴったりで、知育絵本としても人気があります。
『月のうさぎ』の昔ばなしもおすすめ
たとえば「月のうさぎ」の昔ばなしでは、自分の体を差し出して旅人を助けたうさぎが、
仏さまの慈悲によって月に昇るという伝説があります。
こうした話は、思いやりや利他の精神を自然に伝えることができ、
道徳絵本としての価値も高いです。
お月見に読みたい!うさぎ絵本のまとめ
お月見の季節には、うさぎが登場する絵本を読むことで季節行事をもっと楽しめます。
優しいストーリー、幻想的な世界観、文化や風習を学べる作品など、
年齢や関心に応じた絵本選びができます。
特におすすめなのは以下の3冊です。
- 『14ひきのおつきみ』:家族でお月見を楽しむほっこり物語
- 『おつきみうさぎ』:秋の夜のやさしさや、お月見の空気感を感じられる絵本
- 『つきのぼうや』:月と地上をつなぐ哲学的な名作
お月見をきっかけに、月やうさぎに親しみを持ち、心が育つ読書体験につながります。
夜の読み聞かせに、ぜひ取り入れてみてください。